第25話


攻撃を受けたと思ったら、無事だった


「うちら無事だね…」

「そうですね…」

ボク達は混乱した。

それと同時に九尾が覚醒しそうになった時、

三森千春さんの体と九尾の魂が離れた。



「貴様!裏切りよったな!」

「聖君…僕君の事気に入ってたのに」


三森千春さんの体を抱えてボク達の隣に来た。


「え?なんで」

「聖さんなんでボク達を助けてくれたんですか?」


「千春さんを任せる芝山」


「この声…でも姿違うし」


「か、か、楓さん!?」


姿は違うが楓さんの声がした。


「あ!そうか、」

そういうと、紙を破り、煙に包まれていつもの楓さんの姿になった。


「楓っち!?どういう事!」


「説明は後だ!とにかく下がって見てろ」


「玉藻がこんな感じだから僕達は引かせてもらうね…」


そう言い、去っていく酒呑童子と玉藻


「楓さん死んだんじゃ…」

「はぁ…話はあとでだ!鍵沼さんとか居んの?」


「はい、居ます!連絡しますね…」


少ししたら鍵沼さんと鹿嶋さんと合流した。


2人は驚いた。


「楓君!?」

「どうして!」


「話は後で、今すぐ行かなくちゃいけません。」


「どこに行くの?楓っち」


「陰陽五大家の各家…ショッピングモール…地下鉄」


「ショッピングモールと地下鉄はもう遅いかもしれません。」


「わかった…話は後で聞くとするよ楓君」


車に乗り込み車を走らせた。

「陰陽五大家どこから行くの?」

「ここらが近い二葉家と三森家」


「わかったじゃあ飛ばすね!」



ー 陰陽五大家 二葉家 ー


「ここが二葉家…」

あたりは炎に包まれ、苦しむ人がいた。


「どうやら、奴は居ねえ」


「取り敢えず、みんな生存者を」


生存者を探してる時、


「君たち!」

「二葉さん!大丈夫ですか?」


「悲惨だよほぼ生きているのが不思議なくらいだ君とおかげだよ楓君」


「え?どういう事ですか?楓さん」


「僕も彼が死んだと思っていたけど…昨日僕の前に現れてこの札をくれたんだ」


二葉さんが見せたのは守札だった。


「楓君のおかげで、みんな死なず瀕死か、かすり傷で済んだよ」


「楓っち…やるじゃん!」

「でも、楓君は力使えないんじゃあ」


みんなが顔を見合わせて確かにと言った。


「話は後で!二葉さんあとは大丈夫ですか?」

「あぁ…みんなを治療したら、各家に行くよ…」


二葉家を離れた。



ー 陰陽五大家 三森家 ー


「ここも悲惨…」

「あんた達…あ!君は確か楓くんか…ありがとうおかげで助かった」


ここでも楓さんは感謝されてた。


「いいんすよ…あと、頼まれてた千春さん助けたんで」


「え?頼まれてたの?」

みんなが驚いた。


「ありがとうほんとに娘を助けてくれて」


「後は、千春さんはあんた達に任せます。」


「はい…」

泣いている三森家の人達


「みんな…うち残るここに…春姉ぇのそばに居たいから」


「わかった」


霞美さんは三森家に残った。



「次どこ行くの?楓君」

「次は…四宮家っすかね」



ー 陰陽五大家 四宮家 ー


ここも悲惨だ…

「誰も居ない…」

すると楓さんが


「宍倉楓です!出てきて大丈夫です!」


四宮家の人達がぞろぞろと出てきた。

「楓君か、ほんとに助かったよ」


「…じゃあ」


そう言い帰ろうとする楓さん


「楓さん!じゃあじゃないです。」


「うーん…龍之介さん」


「なんだね…」


「後の安否確認よろしくっす」

「一度帰るんで」


そう言って車に乗り込む楓さん

みんな呆れながら車に乗り込む


「楓君…帰るって他は?」


「大丈夫だと思います。」


「一度事務所に帰りましょう?」


三森家から連絡が入り、


霞美さんを乗せて帰った

三森千春さんも一緒に…三森家の人達が彼らの元なら安心だといい預けてくれたらしい



ー 何でも屋「カギヌマ」 事務所 ー


三森千春さんを2階の部屋に寝かせて

その場で話す事となった。


「楓君どういう事か説明してもらえる?」


「はい…実は」

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