ニューネンの塔・雑木林の教会

さて、もう古くさい麻薬インチキ話しは聞き飽きた。そしてこんな報告文書といてば抛却

彷徨かれるのも飽きた。麻薬世界では何一つとして起こらないからだ。麻薬はデカい産業だ。そして深刻な厚生問題なのだ。黒幕や変人が必ず居る。そういう奴らに我らの仕事の邪魔をさせてはならない。前に咬癖委員会の奴と話したが、そいつは夢見る様に「南米で咬癖病が発生するかもしれませんしね〜」と話しやがった。何度も言うが、今の麻薬の諸問題は1914年ハリソン麻薬禁止条案に譚を発している。あの田舎者が麻薬を麻薬足らしめたのだから。それまで麻薬は個人の健康と自由の護符には一切関係無かった。奴らが

麻薬密売人の当時者は国であり、諜報機関であるのを隠蔽する為にハリソンが麻薬禁止条案を可決させたのだ。「さぁニューネンの塔からは全て御見通しだ。雑木林に隠れた教会は秘密結社との継続的報告を行う。ハリソンの昆虫の様に感情の無い黒目が我らを監視する。今や麻薬ヒステリーは全世界に広がり個人の自由と健全な護符を恐ろしく犯している」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る