プロメテウスの炎・王都動乱編

瑞雲日景

序編 少女と骨の戦場の出会い

戦いの終わった荒野に、一人の少女と竜の骨がいた。

魔法使いの少女に、半死半生の竜の骨はあやしく話しかける。

帰れる場所の無い少女に、竜の骨は囁いた。

「少女よ、私を連れて行け。」

そしていつか、私を生き返らせるのだ。

少女は、半ば逡巡した。しかし、少女の瞳の中には、

既に大いなる未来への希望が映し出されていた。

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