概要
安芸の伝説「菖蒲御前(あやめごぜん)」の源平合戦
平安時代末期の治承四年、安芸加茂郡下原村(現在の広島県東広島市)の千尋の滝に、主従が流れ着いた。幼子を連れた御前と呼ばれる妊婦と彼女に従う随身二人、猪野隼太《いのはやた》と渡辺語《わたなべかたる》。幼子は病で亡くなり、主従は近くの寿福寺に宿を請う。
寿福寺の長、院主と呼ばれる住職は、その妊婦、身分のあるような女の話を聞く。身の上話を聞く際、鳥の声の話になり、御前は鵺《ぬえ》を口にする。昔、鵺が啼くので天皇を守る衛士がいた。御前は天皇の御代と鵺の拘わりを堀河天皇の頃から保元平治の乱まで語る。
それを数日聞いた院主は、寺に居候させることにする。そうしたのには所領に目代がいないため、荘園に問われた解状に対して請文を書ける御前の力が必要だったためである。
やがて、京での以仁王《もちひとおう》
寿福寺の長、院主と呼ばれる住職は、その妊婦、身分のあるような女の話を聞く。身の上話を聞く際、鳥の声の話になり、御前は鵺《ぬえ》を口にする。昔、鵺が啼くので天皇を守る衛士がいた。御前は天皇の御代と鵺の拘わりを堀河天皇の頃から保元平治の乱まで語る。
それを数日聞いた院主は、寺に居候させることにする。そうしたのには所領に目代がいないため、荘園に問われた解状に対して請文を書ける御前の力が必要だったためである。
やがて、京での以仁王《もちひとおう》
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