最終章

朝を迎えた。

「ここはどこだ」

目を醒めるとそこは白い天井だった

泣きながら「レオ!玲央!やっと起きたのね!」


「母さん!何がどうなって」

なんも理解できないでいると、


「玲央が誕生日迎えた日の学校帰りで、神社の前交通事故が起きて、意識が戻らなくて、植物状態だったのよ」泣きながら母は答えた

「え‥今いつ」困惑する玲央に


「今は、2033年6月よ」母が言う


「え‥俺は3年も意識が戻らなかったのか‥」


「えぇ、事故に遭ってから、今日まで意識がなかったわ‥先生呼んでくるわね」と言い、席を外した。


「夢だったのか、すごくリアルで体験したのに、でも、所々、変だったような‥急展開だったり、鮮明に戦闘とかみんなの話とか覚えてるはずなのに見た内容が雑になったり、あれは、幻だったのか、」混乱している時


「玲央くん起きたんだね‥よかった」

「今後、検査受けて問題なければ、リハビリをやるからそのつもりで、」と医者が言う


「ありがとうございます。」母が言った


検査はその後問題なく、後遺症も無く、リハビリの毎日になった。その甲斐あってか、


5が月後、ようやく退院した。


家に帰り、「母さん、確かめたいことあるから、出かけてもいいかな1人で‥」


「心配だけど、気をつけてね‥」



ー神社ー

人数が少ない中


「確かに星神社はあるけど‥なんかあの時の仲間たちは幻だったのか」気を落とした

急に風が吹き、

「ありがとう」と聞こえた気がした。


その後、いつもと違う道を使い、裏路地に入り、のんびりと歩いた


するとそこに、小さなカフェがあった

「カフェか、気晴らしに行ってみるか」

呟いた後、カフェに入った

お客さんは数人

「いらっしゃいませ」の声に聞き覚えがあった


そこには、アリス似の店員のお兄さんとクロウ似の店長のおじさんがいた。

夢じゃなかったと思ったけど、その場で泣いた


店員が慌てていると

「えぇ‥大丈夫君、急に泣いて」

「ごめんなさい‥ちょっと嬉しくなって」と玲央が答えた


すると、店長が「もし良ければ、話してもいいぞ」と言い、

ココアを席まで持っていき、話を聞く姿勢になってくれた。


決意をし、今まで起きたこと、体験したことを

語った


「そうだったのか‥大変だったんだな‥そう言えば、兄ちゃん名前は、」



「新井玲央です。色々あって、今は19歳になってしまいましたけど‥本当に店長さんと店員さん夢?出会った人と似ています。」


「玲央ちゃんって言うんだ〜♪よろしくね♪俺は、雪代有栖って言うんだ〜」

「わしは、店長の鈴村勘九郎だ」

と答えた


「名前も顔も似てる 偶然ですかね‥」


勘九郎さんと有栖さんが驚いていると、


「そこの店員さん!まだ、コーヒー来てないんですけど」と女性が言った


「あ、すみません今お出しします」と勘九郎さんが言った


よくみると、マリヤさん似の人だった

周りを見るとミーシャ似の人やカオル似の人それに、ミレイ似の人もいた


みんな、玲央が話しているのを聞いていて、

近づいてきた。


「面白い、こと言ってますね、あ、わたしくはミーシャ・テレサと申します」


「私は、宮原麻里弥って言うわ」


「僕は!桜木薫です!よろしくお願いします。えっと‥玲央お兄さん」


「うちは、柊美玲よろしくね!」


一通りみんな自己紹介を済ませた後、


「もしかしたら、玲央お兄さんが言ってたのは、パラレルワールドみたいなやつじゃないですか?」目を輝かせて言った


「うーん、でもやけに鮮明で、現実に戻ったり、異世界?に戻ったりしてたんだけど‥」


「それは、わたくしの考えではありますが、運命の廻り合わせみたいなものではないでしょうか?」


「ロマンチックだね〜♪そういうのはけど、その話はもしかしたら、同じ顔の玲央ちゃんが助けを求めた結果だったりしたりして‥」


「可能性はあるかもしれませんわね」


「あの、これも運命巡り合わせだったのなら今いるメンバーで連絡先交換しませんか?」美玲が言う


「そうね/そうだね/そうですね」みんなが同意した。


連絡先交換して、色々と話した後店を後にした。



「こんな廻り合わせがあるんだな‥みんながと出会えたのは、星々の廻る世界起きたからこそなんだな」と呟き、自宅に戻った。



最終章 星々が廻る世界で  ー 完 ー

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星々が廻るこの世界で 有栖川65 @JMK65w

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