無題

@kifunesion

第1話

師匠は、その言葉を黙って聞いていた

そしてゆっくりと、震えてる手から茶碗をそっと取り上げて徐に下に置いた

そして、何か遠くを見る様な目をして静かに茶を立て始めた


自分はまだまだ何でもこの人には勝てへん

心の中でそう呟いてる間

いつの間にか茶碗が置かれた


「紅葉が、咲き始めた時に紅い着物」

「え、、」

「秋の散りかけの紅葉の時の紅い着物」

「へぇ、、」

「どっちが綺麗だと思いますか?」

「、、、、、、、」

突然にそう聞かれると、思い浮かぶ紅葉の紅と緑が、頭の中に浮かぶが、答えられなくなる。


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