彼ノ者、異国ノ地ニテ建国セリ

とある民間人

始まりの記録

第*章0話 数年前の記録 前編

隊員名 ・中野恵美ナカノエミ・***恵麻エマ

    ・栗林明クリバヤシアキラ佐藤日向サトウヒナタ桐谷隆二キリタニリュウジ新藤シンドウ***

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特別戦闘隊 怪物 通称 怪物隊

分隊規模の人員の秘匿された部隊だ。

彼らは分隊規模の,,,,化け物である。一応人ではあるが特殊事案に対応しているうちにナニカ開花させてしまったのである。そんな化け物こと怪物隊の彼らは,,,,

      8月の暑さに文句を言っていた


  「あづい~、、、あ!そうだ」

 一同は思った(嫌な予感がするな)と


  「暑いからみんなに九四式四〇糎砲撃ち込んでいい?だめ,,,,かな///」


  甘ったるい声でそう物騒なことを言った美恵に対して


明 「艦娘じゃねーんだから、、、てか大和の主砲なんて

  使用許可出ないだろ(呆れ)

  全員グダグダ言ってないで装具点検しとけ~

  うちの隊はよく壊すんだから」


? 「やだ めんどい!」


  数名からいまだに愚痴が飛び交う中

  分隊長である佐藤日向が


日向「ほら、早くしっかりとやれば売店のアイス

   おごってやるから」


  皆急に静まり何かにとりつかれたかのように

  点検を始めた。

  各自点検が終わったころ放送で分隊長が

  呼び出しを食らってしまった

  分隊長はオワッタと思ったのか

  少し顔色が白くなりながら

  とぼとぼと部屋を出て行った


一同「、、、特防の装具壊しすぎたか?」

   と考えながら


  各自私物装具のアレンジをするのだった


  30分ほどたってからだろうか?

  分隊長が扉を壊さんとする勢いで

  走って帰ってきた

  「総員出撃準備!一時間以内にここを出るぞ」

  と叫んだ

  ほかの場所に居た分隊員にも

  直ちに出撃準備を下令し

  射撃場から整備所から研究所から

  草むらの中からあの子のスカ―t((

  駆け出し装具を整え武器庫から

  個人の小銃を持ち

  車輛にも火器を積み込み始めた。

  一人分隊長の元へ駆け出した


  「日向分隊長!例の火器ら3級までなら使用許可

  出ましたが持ってきます?

  実践データも欲しいですし」

と研究所に居た研究要員 桐谷隆二が声をかけた


日向「ああ、、、そうだな あと隆二と恵麻、恵美は

   特科一号汎用火器もってけ」

隆二「あれは使用許可が、、、」

日向「”今は”だろ 嫌な予感がするからな最悪ソレを使う羽目になる」


  一部始終を聞いていた明が声をかけてきた


 明「今のとこ積み込んだのは個人火器と

   110mm個人携帯対戦車弾パンツァーファウスト3

   それと各種弾薬、予備燃料、

   医療食料品等と特科銃3型が12丁

    一号3丁といったところですかね?」

日向「それで頼む,,,,あとどれぐらいで出れそうか?」

 明「十分もかからないかと」


出撃準備下令から53分 

分隊は各車に乗り込み目標地点へと出撃した


目標地点は***が占拠した

森にひっそりと佇む廃工場だった、、、


恵美「ん~ついたぁ!

   じゃあ早速九四式四〇糎砲で~」


   背伸びをしながら緩い声で爆弾発言をした


恵麻「許可なくやったら半永久的に補給なしね♡」


   にこにこと不敵な笑みを浮かべながら

   耳元でつぶやいた

   恵美は小さく「ヒエ」と声を上げた

   そんな彼らを横目に分隊長の命令が下った


日向「これより屋内侵入を行うにあたり

   屋外待機班と屋内侵入班に分ける

   侵入1班 中野 桐谷 以下4名

   侵入2班 私と 恵麻 以下4名

   車両警備及び非常事態諸要員とし

   待機班 栗林 以下4名」


   「了解!」と声が聞こえると同時に

    12人が地を蹴り走り出した

   待機班の一人は乗って来た

   車輛の一台である軽装甲機動車 L A V

   を廃工場と町につながる唯一の道に

   通せんぼするかのように横向きに止め

   M2ブローニングを向け

   侵入者の警戒を始めた

   工場側や付近の木々に目を受け

   待機班は警戒を厳としていた

   そのナニカに襲われないために,,,

   一方そのころ侵入班はそっと屋内に侵入し

   2班体制でクリアリングを始めていた。

   慎重に異変を見逃さぬよう確実にそれでも

   素早くクリアリングを進めていった

   気づけば2班は1班を見つけたが

   気を抜かぬようクリアリングを進めた

   両班が合流する前に1班が部屋に先に入った

   パスッパスッと乾いた破裂音のようなものが

   2回続いた一班の隆二が持つ

   サプ付きHK416が

   火を噴いたようだった。

   撃ちだされた2発の5.56x45mm NATO弾が

   ヒト型の体を持つナニカを穿った

   バタッと音を立てて倒れたソレは

   赤黒い液体を垂れ流していた

   合流した突入班はソレを見ながら

   奥を警戒していた

   奥の部屋は体育館のように広く

   老朽化で一部落ちた金属製の足場が

   ぶら下がっていた。

   その下には中央付近に

   なぜか地下へと続く道ができている

   そして倒れたソレは

   緑色の体を持つ

   だった

   分隊長は待機班と司令部に

   1つの暗号を伝えた


日向「森ハ神秘ナレドモ雷雨ナリ、

   我、底ニテコレヲ晴ラサン」


   こうしている間にゴブリンらが

   異変に気付いたようだった

   地下から数体上がってきている。

   それと同時に上の足場から

   弓矢による援護まで来ている

   合流した突入班、、、いや突入隊は

   各個に射撃を開始した

   パスッパススッと短連射を数回繰り返し

   またもや緑のソレは

   こと切れ制圧された

       が 

   地下から何か音が聞こえる

   それはこちらへと

   近づいているようだった


日向「サプを外し総員 着剣つけけん

   どうせ敵さんにはばれてる

   隠密なんて無駄だ!」


   その掛け声で一斉に突入隊は

   一斉に着剣し各自射撃姿勢をとった


日向「新藤 もうすぐ第二陣のお出ましだ!

   ミニミで


  すぐに新藤は5.56mm機関銃MINIMIを

  地下の入り口に向けた

  ほどなくしてゴブリンと

  オークのようなものたちが大勢

  出てこようとしている

  啖呵を切ったのは新藤だった。

  ダダダン ダン ダダン ダダダダダ 

  MINIMIの短連射が続く中

  それに負けまいと各員敵に対し正確に

  確実に無力化していった、、、

  がオークはしぶとく

  動脈や頭などの急所に

  何発か打ち込んで

  やっと倒して状況だった

  そんな中 二体ほど

  図体がでかいのが現れた

  こいつはやばいと感じたのか 

  手りゅう弾や擲弾投げ込み排除を図った

       が

  図体のでかいそいついには

  あまり効果がないようだった

  それはそうだろう

  ソレはオークでなく

  オーガだったのだから

  オーガは分厚い金属でできた

  返り血錆びついた斧で弾はじきながら

  進んでくるのだ 一歩ずつ確実に


恵美「やっぱ初めに九四式四〇糎砲

   撃ち込んだほうがよかったじゃん(ᗒᗣᗕ)՞՞」


  慌て散らかしながらもしっかりと

  銃弾を当てている

  恵美を尻目に具申した


隆二「日向分隊長110mm個人携帯対戦車弾パンツァーファウスト3

   を打ち込んでみては?建物の強度的にも

   崩落はしないでしょう

   してもオーガに当たるぐらいです」

日向「やむを得ない,,,,か

   総員後方の部屋まで後退遮蔽に隠れろ

   桐谷 中野 後退後

   110mm個人携帯対戦車弾パンツァーファウスト3を構えろ」

2 名「了解」


  2名も分隊の後に続き退避した

  そして弾頭のプローブを伸ばし構えた 

  二人は声を上げた

  「バックブラストエリアクリア!」と続けて

2名「,,,,目標前方オーガ」


  次の瞬間ドン シュー と言う音とともに

  弾頭が打ち出された

  弾頭はロケットモータにより加速し

  敵にぶち当たり

  ドガーンと大きな音を立て爆散した

  オーガなれどもさすがに

  耐えきれなかったようで

  腹に風穴を開け、屍と化していた

  各自地下への入り口に警戒しながら

  残敵捜索を行っていると外から

  ダッダッダッダッダと

  M2ブローニングの銃声がした

  それと同時に突入隊宛てに無線で


㋰明「急至急 待機班より突入各班へ

  ゴブリン数体が工場街に飛び出し

  こちらに攻撃のそぶりを見せた為制圧

   内部の状況を問うどうぞ」

㋰日向「こちら突入班

   ただいま事案発生源とつながると思われる

   出入り口を占拠

   なお弾薬の消費が激しいため

   補給後突入する

   またゴブリンについては先ほど戦闘の際

   爆発物を使用した際に

   飛ばされた残敵である」

㋰明「待機班了解 弾薬搬送を行うが

  人員をそちらからも

  向かわせてもらいたい以上」

㋰日向「突入班了解 2名向かわせる」


  と言って無線をしまった

  そして「ということだから」と2名の方に

  手を置き向かわせ、残りは突入に備え

  再度装具の点検をするのだった

  弾薬を補給し終えた突入隊は

  若干薄暗い地下へと入っていく

  日向と隆二が先頭で後方を恵麻と美恵が

  中間をその他の突入隊員が

  警戒に当たり前進していった

  ある程度進むと所々で銃声が鳴り響いた

  いまだに伏兵がいるようだ

  といっても戦意がほぼないような奴もいるが

  武器を所持していたり

  死兵の如く突撃してくることもあるが、

  無慈悲にも脳天に、四肢に、心臓に、動脈に

  銃弾が撃ち込まれ銃剣で切り裂かれ

  確実に倒されていく

  そんな中そっと誰かが口を開けた


恵麻「これって所々窪みみたいなのあるけど

   ダンジョンみたいになりかけてたのかな?」

隆二「多分そうだろう ってん?

   前方牢屋のような人工物あり」


   この掛け声とともに再度皆の警戒心が強まる

   小銃を手繰り寄せ

   片手で特科銃三号を確認する


日向「,,,(突入用意 スリーカウント)」


   ハンドサインで指示を飛ばすと

   機械のように陣形を組み閃光手榴弾フラッシュバン

   カウント開始と同時程度で投げ込み突入した

   部屋には大きな歪みができていた

   コレをGATEと特防は呼称している

   そのGATE の正面には先ほど見えた牢屋が

   ありそこには

   衰弱している民間人と思われる数名がいた

   女性隊員が処置をしている間に日向と隆二で

   GATEに対しC4爆薬仕掛けていく

   これを破壊しなければまたアイツラが

   また出てきてしまうからだ

   しばらくして爆薬も設置し終え

   民間人を担ぎ退避しようとすると

   運が悪かったようだGATEから

   化け物が出てき始めたのだ

   ダダダン ダン ダダン ダダダダダ

   MINIMIや各種小銃が敵に向け

   火を噴き始める

   隆二がそっと腰につけていた

   特科銃3号を構えた

   P220自動拳銃のような見た目)

   5名の民間人(?)を担ぎ

   出口まで撤退を開始する

   護衛するために後退を開始する

   後方を確認しある程度離れているのを

   確認した

   隆二と恵麻の二人は3号銃を構え

   ゆっくりと下がりながら

   引き金を引いた

   ダァン!ダァン!とけたたましい爆音を

   上げながら敵を蹴散らしていく

   特科銃と言われるだけあり

   この銃は怪物隊しか扱えないのである

   その威力は

   オート・メラーラ 127 mm 砲程度と言われ

   反動も狂っている

   その代わり威力確実に数を減らしていった

   ダァン!ダァン!彼らは撃ち続けるが

   それと引き換えに周囲から嫌な音がする

   壁や天井が耐え切れないのだろう

   パラパラと土砂が連れてくる

   二人は顔を見合わせながら

   「、、、やばいな」とつぶやいた

   と同時に「待避完了」と無線が入った

   二人は出口に向かい走り出す

   ダァン!ダァン! 

   一定距離走り敵に殺意のこもった弾を

   撃ち込む

   出口まで走り部屋を出て遮蔽に隠れ

  一報入れた


2名「退避完了」

日向「了解 発破する 総員対ショック!発破!」


  次の瞬間地の底から体内に響く

  ドガァンという音と振動が広がった

  GATEが破壊されたのだ

  だが問題はまだある残敵が残っているのだ

  掃討のため美恵が増援として戻ってきた


美恵「四〇糎砲で吹き飛ばすぞ~!!」

2名「さすがにだm」

日向「いいぞ 民間人もいないし

  受傷事故に気を付け敵を皆殺しにしろ」


 隆二と恵麻はえぇ、、、と困惑しつつも

 恵美も合わせた三人は

特科一号汎用火器を構えた、そしてセレクターを

魔にセットする

彼らが使汎用火器は通常時は小銃と機能し

セレクターを魔に変えると

魔式銃として魔力を使用し射撃をする

今回一号は46糎クラスのほうの威力が出る物を

控えめに変更した型だ

だがそれでも高威力なのは変わらず

一定の反動や音などは軽減されども

威力に見合う反動等が出てしまうはずなのだが

彼らはまるで親の仇の如く乱射する勢いであった

救いなのは魔にすると強制的に

ボルトアクション化することだろうか


美恵「お前らが来なければボクはアイス

   おごってもらえたんだからな~

   詫びて死ねぇ~」


   などとやばい奴を尻目に

   残党狩りを続けながら


各員(、、、相手がかわいそうになってきたな)


  と思うのであった

数時間の交戦の末殲滅し終え撤退の準備を開始した

あたりはすっかり暗くなり

綺麗な星空が彼らを見つめていた


恵麻「あ、、、そういえば彼女らは?」

新藤「民間人たちですか?彼らは眠ってますね」

恵麻「、、、ゑ?あの砲声とか銃声が飛び交う中

   寝たの?ほんとに?」

明 「寝てるぞ

  あと帰るから忘れ物ないか確認して車乗れ」

二人「は~い」


こうして謎の民間人を保護し

帰隊するのであった、、、


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

用語 

・特防 特殊消防軍の略 怪物隊のいる組織

・GATE 異界とつながるとされる歪みや扉のこと

・ゲート事案 GATE関連の事案 おもに怪物隊が対応する 

 特防でも知ってるものは少ない

・魔式銃 **に存在する魔力を使いばかげた火力を出したりする

秘匿名 特科○式**

・九四式四〇糎砲 戦艦大和の主砲

・㋰ 無線会話のマーク

その他情報 ツイッター(x)に随時掲載予定

要リメイク作品

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