日常

朝目が覚めて

平凡な日常が始まる

シャワーを浴び仕事に行く

退屈な仕事をこなし

帰りにスーパーで食材を買って家に帰る

夕食を食べながら動画を見て

時間が過ぎるのを待つ

深夜もう一つの日常が始まる

おつかれさま

そんな言葉からいつもの会話が始まる

何を話していたのか思い出せない

ただ楽しく笑って過ごす何気ない時間

ふっと時計を見る

心がざわつく

またあの時間が始まる

誰にも言えない

それは罪と言われることなのか

自分ではもう分からない

甘く幸せな時間

考えただけで

水が涌き出て

ピチャピチャと音が聞こえてくる

お願いもっと…

本能が支配していく

何度も何度も繰り返される

心が満たされ

体か震える

ダメそんなにしたら…

言葉とは裏腹に体は震え

求めてしまう

沸き上がる感覚

知ってはいけない麻薬のように

全てが終わり

動けなくなった体を

ゆっくりと布団中に戻す

優しい声が聞こえてくる

意識が自然と消えて

一日が終わっていく

幸せで甘い

もう一つの日常

誰にも言えない

罪なのかもしれない

体に刻み込まれた日常