Untitled──The stories of somewhere.
ビスマス工房
Story#0000:世界観
アキラ(アキラ・ロビンソン・レイ)
今作の主人公。異世界から転移してきた。明るく真面目な性格。
エマ(ミラ・パトリシア・レイ)
ヒロイン。無口で超然としている。人類が失った魔法の力を持って生まれた。
──────西暦2032年、和暦5500年、世界暦273532年。人類は種族大覚醒の岐路に立たされていた。既に二度の大覚醒失敗により、太陽系の守護神霊アシュタールは堕落の波動に苦しんでいる。
“秩序の主”エンリルは太陽系の存続のために人類を滅ぼす気でいるようだが、“叡智の主”エンキはまだ人類を見守るつもりでいるという。宇宙はエンキ派、エンリル派に分裂し、この件に関して議論を重ねている。
この論争に終止符を打ったのは、意外にもシアカール銀河帝国宇宙軍総司令官アレス・エル・アスター提督だった。彼女曰く人類の存続の為の布石は、既に打たれているというが・・・・・・。
──────同時期、パラレル311世界の太陽系には、ある少女に関する不可解な提言があった。扶桑国のとある山間の村に暮らす少女が、神の子をその身に宿すという。その子供は天使の転生者であり、あらゆる存在と心で繋がることが出来るのだ。
偉大なる神霊アシュタールは、この世界の守護と指導を行う政府機関、“World Security Agency(WSA)”のツートップに、人類存続の為のメッセージを伝えた。
曰く、この子供は人類の存続のために用意されたクイーン・ピースであり、この子供とその使命である人類の大覚醒の為に144,000人の駒が用意されるという。
覚醒した意識を持つ144,000人の少年少女の祈りにより、神の子の意乗りを太陽系全域に広めよ。それにより、未だ迷いの中にある大多数の人々も自然に大いなる知恵の光明をその身に受け入れることが出来るのだ。
このことは長らく極秘とされてきた。だが裏切りによって、神の子の母親である少女は誘拐された。WSAのツートップはこのことを憂慮し、彼女らを探し、奪還に成功した。だが神の子には強力な催眠が掛かっており、その強大な能力をいつ暴走させてもおかしくない状態となっていた。
WSAは神の子を保護観察下に置いたが、強大な能力を持ちながら、それを人間のために抑えることのない彼女を持て余していた。そんな中、アシュタールの考えにより、もう一つのピースが──キング・ピースが盤上に置かれた。
──────その少年は、並行世界であるパラレル461世界から転移してきた。過去のこと──故郷の世界のことはほとんど覚えていなかった少年は、何者にもらったものか、時空も次元も超越してあらゆる世界に行けるアーティファクト、“銀の鍵”を持っていた。
そのことで監視下に措かれた彼は、神の子である少女の催眠を解き、能力暴走を止めてみせた──!
──────
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