エッセイはまだ遠く。

 エッセイを読んでいました。勉強用に。だって第二回目にして、ネタがつきたんです。数日、考えました。そのうえで、この非常事態(というか、膠着状態)から、一刻も早く脱却すべく! ヒントを、ヒントをください!!(切実)


 それはさておき。あちこちでファンだファンだと書いているので、古参の皆様は、西奈が誰のエッセイを読んでいたかは、だいたい想像がつくと思います。

 さっきまで広げていたのは、島本理生さんの「B級恋愛グルメのすすめ」(角川文庫)です。さらっと読めて、くすっと笑えてお勧めです。


 可笑しみがこみあげ、くふふと笑いたいなら、川上弘美さんのエッセイがお勧め。自らをルポタージュ的に切り取り、社会のことと絡めて深堀りするシャープな切れ味の、星野博美さん(作家・写真家)もまた、どすんときます。そして最近、西奈の中で、ブームに火が付きまくっている金原ひとみさん。


 芥川賞作家・藤野可織さん(「爪と目」大好き!)が、霊感がないのをコンプレックスに感じて、わざわざ幽霊に会いに行く「わたしは幽霊を見ない」や、あの「コンビニ人間」、直近では、「世界99」(上下持ってます!)の村田沙也加さんのブックガイド、「わたしが食べた本」なんかも、外せないです。あ、あとエッセイといえば、三浦しをんさんなんか、鉄板ですよね。BL耐性がないと、きついかもしれませんが。


 文豪系だと、最近面白かったのは、森鴎外の娘、森茉莉もりまりさん(1,903~1987)の、「幸せはただ私の部屋だけに」(ちくま文庫)。


 確かにさ、確かに自分が綺麗と思うもので部屋中を埋め尽くすのはいいけどさ、お片付けちょっと頑張ろっか!と言いたくなる、ちょっとメルヘンな本です。

 ご本人は、かなりのファザコンだったことも、知られていますね。他方、小説や随筆では、時折冷たい剃刀のような切れ味を見せるので、油断できない方です。


 ・・・・・・何の話をしたかったのか。ああ、ネタ切れの話か。


 カクヨムの皆さんもそうなんですが、何で皆さん、そんなに魅力的なエッセイが書けるんでしょうか。それも、日常のことで。


 そうじゃないときを振り返ってもほんとに何も出てこないので、とりあえず、わりと元気な日の、私の生態を振り返ってみましょう。

 やっていること。在宅の作業、読書、家事、買い物(スーパーと本屋に限る)、ときどきDMやライン、スマホのRPGゲーム(三十分あれば終わる)、睡眠。


 引きこもり属性で日陰を好むので、家から出るのなんて、買い物と受診のときだけです。島本さんはお友達とあちこち食べ歩きをされていますが、私にそんな友達はいませんし、いても食べ歩きしたいとも思いません。家計簿を担当する身としては、そして本好きの身としては、そんなお金があるなら、本屋かブッ〇オフに行きます!


 ただ、これでも以前はときどきカラオケに行ったりもしていました。けれどあるとき、フリータイムで入ったのに、最初に歌った二曲、たしか、ちゃんみなだったと思いますが、八十五点に届かなかったのが許せなくて吐いてしまい、歌うどころか立てなくなって、支えてもらいながら十分で退出して以来、なんかトラウマになって、誘いがあっても行っていません(店員さんが、「フリータイムですよ???」という感じで対応してくださいました。なんか、すみません。あと、たぶん死人のような顔色だったんでしょうね。やたら心配されました)。


 悲しきかな、年々声が出なくなっています。十代後半から二十代前半のころは、けっこうな頻度で、夜にバイト終わってから、そのままカラオケで、オールしてたんですけどね。

 友達(めちゃくちゃ上手い)は、浜崎あゆみを夜から朝まで。私は、Coccoを夜から朝まで、一晩中。何時間も、お互いほんとに、それしか歌わない。おかげで、DAMで最高98点強いきました。「星に願いを」だったと思います。

 そして〆に、当時流行ってた、中島美嘉さんの「GLAMOROUS SKY」の点数を競って、幾度も激闘を繰り広げ、解散。以下、繰り返し。あ、世代がバレる?

 

 当時、社会人でなく大学~大学院生だったから出来たことなんですが、最近SNSで見て、驚きました。


「大学院にいったらバイトはできますか?」という大学生さんからの質問に対し、ほとんどの方が、「何を言っているんですか。そんなヒマはありません」「甘く見ないでください。そんな時間があったら勉強なり、研究なりしないと追いつかないですよ」(要約)という、なんとも手厳しい回答が多くて、仰天しました。ちなみに、西奈と同じ業種の大学院に進学予定の学生さんに対する、在学中、あるいは現職の方たちの反応です。


 でも、これってどうなのと思わないでもないんですよね。学費は高いし、それとはまったく別に研修とか勉強会とか学会費用とか、スーパーバイズの代金は高額(当時の相場は、一時間で一万円。最低でも、月に一度は必ず)、もちろん全部自腹だし。研究費用もかかるし、本も専門書なので、一冊安くて三千円代だし。

 そして何より、一部ではありますが、資格を取って現場に出た人に対して、周りから「勉強ばっかりしてきた人で、常識がない」(要約)と言われたというケースが、時々聞こえてきていたのですよ。今はどうか、知らないですけど。

(どっちにしろ、カラオケオールは論外ですが)


 ただ、思い返せばうちの院はわりとほんわかした雰囲気だったので(悪く言えば、他人に関心がない)、それでもありだったのかも。そもそも、修士二年生になると、アルバイトのかたちで現場に出る人も多かったので。

 私も少しそれ系の仕事をバイトと同時進行でやりましたが、いろいろあって結局ずっと、接客業で、常に最低時給でバイトしてました。月八十時間、ぱっつぱつ。

 今思えば、店も人も個性しかない、いろいろと凄まじい場所だったのですが、これも需要があれば書きます。


 さて、本当に、何の話をしていたのか、分からなくなりました。有識者の方(嘘です)、あるいは敬愛なる読者の皆様(本音)、教えてください。


 脈絡! そう、脈絡なんですよ!

 というか、起承転結! それが、すっきり整ったエッセイ! 私が書きたいのは、そういうやつなんです! しかも、タグに「創作論」とまで書いているのに、今回に至っては、絶対に創作論ではない!!(致命傷)

 脈絡どころか、脈拍が停止しそうな気持で、心の中が、絶賛曇り空です。雨が降りそうです。涙雨。

 繰り返します。皆様、何でそんなに面白いエッセイがすらすら(?)書けるのでしょうか(見えない努力を、本当に見えないように読ませる力量がすごい)。


 トンネルを抜けると、そこはまたトンネルだった。川端康成に怒られそうです。でも、実際そうなんだから、そうとしか書けないんですよ・・・・・・。


 ああ、今日はブッ〇オフに、注文していた金原ひとみさん作品がまた届く予定です(昨日、待ちきれずに5冊引き取ったのに)。けれど、天気は曇り空。空気も、湿ってきました。


 洗濯物は取り込みましたが、西奈は原付の免許も持っていないので、遠くにあるブッ〇オフに、自転車で行かねばなりません。バスですか? 中途半端な田舎の、奥まった場所に住んでいて、バス停までが遠く、本数も少ないのですよ💦


 でも、本のためなら! 台風でも来ない限り、私は行きます! 自転車で!(※お店の本が濡れると大変なので、やめましょう)


 それでは、次回また。続く・・・・・・のか?💦💦







 

 

 

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