思った通り
有機
思った通り
微睡が伝播していく目を閉じて太陽を見た色味をみせて
なりたての薄い緑の皮の蝉 膝まで浸していく You win
他愛ない方が会話らしいらしく花火じゃないのに惚けていたら
記憶まで書き込まれると思えたのは六角形に切られたキウイ
天井にシャワーを当てた水滴に打たれる 偽薬だから わかった
黒蟻が行列を成していくコントに僕らをずっと傾けている
毒のない花には毒がないという毒 読んでると思って寝てた
もう既にわかってるってわからないままでも終わるこの劇のこと
脳に水 血液に水 図書館を予期した後の少し濃い海
長く長い拍手は引けてスクリーンが波打つ ここから先の地声
思った通り 有機 @hamaguriwork
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