もしも推理小説の言葉遣いがJ-POPの歌詞みたいだったら

みなもとあるた

もしも推理小説の言葉遣いがJ-POPの歌詞みたいだったら

「どうして僕はいつもこうなんだろう? 失った後でしか気付けないんだ 当たり前だと思っていたことが 見返せば輝くShinin’」


「孤独という名の蠱毒を飲み干して 君はもう戻れない道の向こうへと Uh 無くした日々は戻らないけど どれだけ手を伸ばしても」


「本当に大事なのは あきらめずに進み続けること さあ見つけるんだ 夜空に輝く犯人-ホシ-を」


「僕じゃない それを知ってる 誰よりも僕自身がI believe 傷付けるわけがない 友達を超えた友達 so 世界で一番のbest friend」


「誰もがそう 同じ部屋で同じ時を歩んでいた ルララ誰も仲間からは目を離さない 間違いなく気が付いたはずさ もし誰かが道を踏み外したなら」


「きっと何年経っても変わらないキズナ(ah) 俺達は全員でひとつのfamily(yeah) 完璧で完全な友情のsign(aye) 許せないのは犯人呼ばわり」


「罪悪感と疎外感で苦しい中でも きっと素直には打ち明けられない その胸に抱えきれない悩みの種ならば いま誰の言葉を信じればいいの?」


「気をつけなさい 油断して信じたなら狼-ケモノ-が牙を剥く 心の中で目を光らせながら 平気そうな顔をしてる」


「傷つけられることが怖いから 僕はもうここには居られないや 自室の隅で膝を抱えて震えることなら 今の僕でもできると思うから」


「どうして君は行くの? その先にあるのは約束された展開 まだ手掛かりも見つけていないのに 君のためにそばにいたいんだ」


「無事に帰れたら結婚しよう その一言で強くなった気がしたんだ 今の僕なら誰にも負けない そんな強さが僕にはあるから大丈夫」


「ねえどうして あの時君を止められなかったんだろう 嫌われてもいいから止めておけばよかった (涙が出てしまうほどに)」


「ここで繰り返される人権侵害 警察を寄せ付けない自然災害 迷宮入りが脳裏をかすめた犯罪 でも無論終わらないjustice」


「二度あることは三度あると 仲間で疑心暗鬼の罵倒 信じるなら己の直感と 覚悟決める心は高感度」


「huh 証拠もない 手掛かりもない 死体は一度に二つ出る もうこんな島は嫌だと いつ出られるのか知る由もない」


(間奏 24秒)


「何度でも立ち上がろう その心に火をともして 素直な心で見つめよう 先入観にとらわれないで」


「♠️指先がつづるひとつのメッセージ どんなに苦しくてもそれだけは残すと決めた」


「♥️読み解けばきっと導かれるはず そんな希望は捨てないで」


「♠️♥️見せてあげよう ダイヤモンドより大切なもの 勇気とともに歩き始めたなら 新しい世界が見えるはず」


「違う 違うよ 僕じゃない 仲間を疑いたくはない けれどそのメッセージはきっと仕組まれた誤字」


「wow 真実は君だけを見つめて微笑んでる 仲間にその背中を向けて裏切るなら あなたもやがて気付くでしょう 責任から逃げちゃだめだと」


「夢だったらよかったよね ずる賢い誇りの対価を払う 暗い過去を置いては行けないと 最後に教わった苦味」


「だからお願い その理由を教えてくれないか 君を憎みたくないから oh yeah please tell me the truth behind you (right now)」


「取り返したかっただけなんだ 彼女とのまぶしかった日々を(wow) でもあいつはそれを奪い取った 理由なんてそれだけで十分だった」


「まだ大丈夫 君なら乗り越えられるよ 僕が笑顔で見守っているから 百年先も共に歩くと誓うよ I’m still believin’ you」


「やっと目が覚めたよ 悲しむ人々になんと言えば良い? 申し訳なさで胸が痛むよ この気持ちをもう離さない forever…」


「lala la lalala …」

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もしも推理小説の言葉遣いがJ-POPの歌詞みたいだったら みなもとあるた @minamoto_aruta

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