10日間
灯乃
10日間
十連歌ふわとした意志カチりとし 一と一とをつなぎ十日間
まん丸の黒曜石に吸い込まれ 赤子とニヤリ秘密の通信
燦々と駆けていく子をよける夏 周りが見えるそれが大人か
夜散歩今なら気づける公園で 雫打つ音浴びるおじさん
人間が距離を克服できぬのは 同じ熱気吸い叫びたいから
鳴くこともできぬ灼熱生き抜いて 燃え尽く骸見つけてあげたい
続けると昨日生まれて背比べ より暑くなる今日をがんばる
一夜明け日差しに眩う帰り道 君明るいとより
黒星を抱えて帰るスタジアム でも!と見上げた弧は光る星
オレンジが眠りについた琥珀糖 日に透け出でる職人の粋
10日間 灯乃 @hino-04
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます