私について、死人について

死人

ご案内

 まずは死人について知ろうとしてくださってありがとうございます。

 この話は遺書の補足であり、自己紹介にもなります。


 改めまして死人と申します。シビトともシジンとも呼んでいただいても構いません。

 享年 2018.09.23 未熟な学生でした。

 管理人(?)は関西居住のフリーターです。

 死人(故人)は本の虫という言葉がピッタリな学生で、授業中は本を読みすぎて怒られているタイプでした。今思うと過集中というやつだったみたいで、本を読みすぎてご飯もお風呂も忘れるという事がしばしばありました。お金はないのでよく自治体の図書館や学校の図書館から借りていました。しかし過集中に入ると、口からよく涎がこぼれるので、いつか汚すんじゃないかと冷や冷やしていました。すんでのところで気を戻すのでなんとかなっていました。

 今回、筆を執らせていただいたのは、今後もし有難いことに自分が有名になることがありましたら、説明不足過ぎてあらぬ誤解を生みそうだったからです。まず死人という人間の体はバッチリ生きています。すみません、ほんまに。だからといって多重人格というわけでもないんですが、当時己の責任感と周りからの期待に押しつぶされそうになった私は海で入水自殺しようとしました。もちろん、最後は勇気がでなくてスゴスゴと祖母の家に逃げたのを覚えています。後のカウンセリングで分かったのですが、両親が心を病んだ原因でした。両親の話はどうせどこかですると思うので割愛します。私の周りには自殺したいと思っている学生がそこそこいました。自称進学校だったので、周りからの期待と自分への期待に耐え理想と現実のギャップに絶望するという変な拗らせ方をしている人が多かったんだと思います。(母校の悪口を言ったんでこれで敷居を跨げなくなりました。)仲間内でどんな自殺方法が良いか話し合ったときに自分は海での自殺を選んだのでした。親と朝から喧嘩をして学校をズル休みをして、「さぁ、死んでやろう!」と意気込んだんですが…そうなんですよ、九月の海なんですよ。サーファーが!平日にも関わらず!うようよといやがりまして。まぁ勇気もなかったんで結局何事もなかったんですけど、その日から酷く世界に感動したのを覚えています。「この日に死ぬぜ!」と決めたその日からもすごく素敵でしたけどね。(なにかあっても「まぁもうすぐ死ぬしな」ってなるので。)周りの人間が一連の出来事を知ってすごく優しくしてくれたんですよ。自殺を考える人間なんて見限られて仕方がないと思っていたから「こんな自分に!」って思いました。もちろん、偽善だった可能性はありますけど私が感動したことは事実です。一つ一つの何気ない優しさが響きましたし愛されていることを実感できました。細やかな説明は割愛させてください。未だに親だけは許せませんけどね。

 死のうとした日が2018.09.23やったわけです。その日から思考も価値観もガラリと変わりました。「死なんかったらなんでもできるやん」「死なんかったらOK。生きてるだけで偉すぎる」と。以前の私であればありえなかった。だからあの日私はあの海で生まれ変わったんだと思っています。でも昔の自分が全部嫌いってわけじゃないんです。思い出すだけで息苦しくはなりますけど、あのときの自分だからこそできたことや考え方もあります。今の自分と同じくらいあの日の自分も大切にしてあげたいんです。だから、あのとき私の全てだった小説を加筆したりそのまま出したりすることは一種弔いになるんじゃないか、と思ったのが死人の始まりです。といってもなかなか忙しくて手を付けるのが遅くなってしまいました。ごめんね。でもやってみると、やっぱり楽しいんですよね。書くこと。未だにあの日の私はどこかで生きているのかもしれません。

 こういった事情で小説を書く運びになっています。「死人ってなんやねん」ってなった人がこれを読んでくれると嬉しいです。2025.08.16の死人は生活費の足しになんとかならんかなと邪なことも考えながら色んな大会に小説を出しています。審査が終わって公開しても良くなったらこちらとpixivにのせようかななんて思っています。故人とは多少書き物の好みが変わっているのでどこまで小説化できるかわかりませんが故人のネタ帳がかなり分厚いことだけお伝えしておきます。今の死人の夢は何かの賞をとることとミリオンヒットの作品を生み出すこと、漫画の原作を書いて世界征服できるくらい影響を与えることです。好きなものはチーズケーキと枝豆と「たらた○してんじゃねぇよ」っていう駄菓子です。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。だいぶ言葉が散らかってたと思います。まだまだ未熟ですが、どうぞ今後ともごひいきにしてくださいますと幸いです。

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