犬の死をきっかけに身近な人の生きざま死にざまに焦点が当たる本作。主人公がその生と死に向き合う様子が静かに丁寧に描かれます。 主人公の父が子犬のニコを飼い始める。そして祖父と祖父の溺愛した老犬ゴロの登場とその顛末から不安と緊張が漂い始めます。遠くない身近な人の死に、祖父とゴロを重ねるのがとても効果的でした。 そして幕切れのシーンが美しいのなんの! こうでないといけないと思わされるような静かな幕切れです。幻想でしょうか、雪原という舞台設定が静けさを引き立てています。 語り口、構図、構成、どれを取っても完璧な作品でした!
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