まあ一言で言うと、別解、桃太郎ということですね。
桃太郎はあれはあれで謎が多い作品でして。
なぜ桃を切ったら男の子が生まれるのか。
そもそも、桃太郎がどうして鬼を退治しに行くのかと、わかってないところが多いのでございます。
えーそれでこちらの作品は……見事にそれらの疑問に答えを出していらっしゃいますね。
少し怖いグリム童話ならぬ、少しエロい昔話ということですね。
桃太郎が鬼を退治しに行く理由も、実は家督争いだったという説もあるのだとか。
だから、間違っちゃいないんですよあながち 笑
……
……
今「あながち」とかいう言葉を使って失敗したー!!
なんでも下ネタに聞こえるー!!
しかもこちらの物語はそこからさらに深い考察にまで踏み込んでましてね。
桃太郎がお供 さる キジ いぬ はどうして桃太郎に同行したのかですが……
この猿、きじ、犬も実は隠語でして、これは、婆様が違う男と作った三人の子供で、
義理の兄である桃太郎に従った。
という説もあるんだかないんだか。
だから、間違っちゃいないんですよね。
あながち。
きび団子だってそうですよ。あれは、
冒頭に登場したもち、二人で美味しくいただきましたとあるが、実はこの餅できび団子をこさえており、
文字通り、母の温もりがこもった団子だったのである。
あながち。
ご存じですか。
桃太郎って、実は川から流れてきた桃を食べて若返ったおじいさんとおばあさんが愛し合った結果、おばあさん(若)から生まれて来た子なんですよ。
桃の中からパカッと出てきたわけじゃないんですよね。
多分子供向けにお話しするときにぼかしたものが、そのまま広まってしまったんでしょうね。
だから当然、桃太郎の性(さが)として、エロスからは離れることができないんですね。
つまり。
Gだああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!
知らねえのかよ、山へ柴刈りに行くGだぜ!?
幻想(ユメ)じゃねえよなぁ!?
このしっちゃかめっちゃか具合、まさに七月七日ワールド!!!!!!
G6ってそういう意味かよ!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおお!!!!!!!!!
𝓕𝓸𝓻𝓮𝓿𝓮𝓻 𝓞𝓟𝓟𝓐𝓘……
タイトルで呼び捨てにしてしまいましたが、そう思うんですよ。
今でこそGカップの魔力で読者の視線をほしいままにしておられますが、元はというと別分野で名が知られておりました。
ええ、伝承・伝奇です。
本作はフヅキナノカという作家が持つ両側面が融合しています。
前作よりも倍増――――いや、三倍になった数の暴力に、理性で抗うのは至難。
一方で理性的に語られる事実は、オリジナルを大幅に拡張してまいります。
そのうえ……考えてみると薄ら寒い。
昔話特有の、なんだかジメッとした空気感が漂っているのです。
なんででしょうね?
語りは思いっきり現代風なんですけど。
ふしぎ。
まあ、それがこの作者様の魅力なのでしょう。
大分の七月七日さんが贈る、Gカップ小説の集大成です。
前世のフヅキ女史のGカップ攻撃に、毎度ホイホイ捕まっていたわたくしでしたが、このGカップ桃太郎には、本当にたまげました。明らかにシリーズ中最大の破壊力がありました。
今回久しぶりに読み返しましたが、何度読んでも面白い!
ストーリーはハチャメチャながら、なぜか説得力がある。アハハと言いながら一気に読んでしまうんです。
今回は、Gカップシンデレラの京香嬢は出てきませんが、三つ子のGカップ美女がとても可愛らしくて色っぽくて、「そりゃ爺さんもそうなるよなあ」って納得させられました。
また、残された婆さんが翔んでる女なんですよ。こちらはこちらで宜しくやってるというw
お爺さんのその後はとても気になりますが、きっと竜宮城みたいにいつまでも楽しく暮らしたのでしょうね。
最後は、お爺さんの子供らが兄弟同士で戦うことになりますが、確か殺し合いではなかったと思うので、悲惨なことにはならないのかな?
Gカップ小説の最高傑作。
是非どうぞ。
Gカップシリーズ、本作はその最後を飾るに相応しい、人間の業を描いた傑作です!
川上から流れてきたのは、桃ではなくブラジャーだった……しかもGカップ。
そんなサイズのブラジャーを今まで見たことがないお爺さんは、Gカップ巨乳に想いを馳せてしまいます。お婆さんと協力して、Gカップを再現しようと試みますが……。
ここだけ聞けば、この物語は青少年がはしゃぎそうなエロティックコメディだと考えても不思議ではありません。
そして、中盤までは確かにエロティックであり、途轍もなく面白いのです。
しかし、巨乳への憧れがお爺さんを川上へ向かわせた時、物語はエロやコメディを超えて、とんでもない方向へと流れて行き、衝撃のラストへと到達します!
果てしなき人間の業が生み出した宿命……この衝撃を是非とも味わって下さい!
思わぬ着地点に驚かされました。まさかこのスタートから、そんな壮大な物語へと繋がって行くとは。
スタートはまさに「桃太郎」のそれです。川からどんぶらこ、と流れてきた巨大なサイズのブラジャー。
それを見たことで、「その中身に該当するのはどんなものか」と爺さんと婆さんが気に掛ける。そしてお餅なんかを詰めてみます。(粗末にはせずにスタッフが後で美味しくいただきました)
そこから動き出す、爺さんと婆さんの運命。爺さんは「持ち主」を探して川の上流へと向かっていき、そこで思いもよらぬものと遭遇する。
この感じ。「おむすびころりん」とか「ねずみ浄土」とかに通ずるような、異界探訪の物語の文脈を持っているのも興味深く、作者様の日本昔話的な世界観を網羅していく感じが出るのが面白いです。
この世ならざる異界の感覚と交錯する中で、生まれいずる縁や命。一つの物語が生まれたことで、それらが更なる物語を生み出していく。
最終的な着地で「まさかそこに到達するとは」と思わされるところが素晴らしかったです。
KACという舞台において「Gカップ文学」なるジャンルを創設し、民俗学、物理学、死生観、都市伝説などあらゆる切り口を網羅してきたフヅキナノカ氏。
誰もが知っている「あの物語」のビギニング、ないしエピソード0を描き切った本作。伝説や神話などの壮大スケールにまで発展した本作。刮目してご覧いただきたい!