小さな灯への応援コメント
戦争と言う非日常的な空間にありながらも、つつましい日常を送る家族。命がいつ失われるかもわからない時間を過ごしているからこそ、変哲のない日常生活が輝いて見えるのでしょう。
ことさら、線香花火を通して過ごした夏の風景は二度と返ってこない日常の再現として主人公の記憶に色濃く残ったのだと思います。
家族団欒を提供する美しく迸る小さな火も、それを焼き尽くす焼夷弾の残酷で大きな火も、燃えるという点においては一致しています。その代わり、前者は幸福を、後者は絶望を与えます。そして、この物語のその後には想像を絶する破壊の炎が立ち上がり、幸福からは程遠い光景が広がるはずです。
小さな幸福と大きすぎる絶望、その間にある瞬きの日常。これが放つ輝きを丁寧で美しい文体で描かれていました。
素敵な物語をありがとうございました。
小さな灯への応援コメント
同じ火でも、人を幸せにするものもあれば途方もなく傷付けてしまうものもある。
家族で楽しんだ線香花火は穏やかで慎ましやかでありながらも、その陰にはひしひしと戦争の脅威が迫っていて。
広島市街、新型爆弾。
このシーンのあとのことを思うと言葉がなくなってしまいます。
戦争はこのような日常をいくつ奪ってしまったのでしょう。
考えさせられる作品でした。
うみべさん、ありがとうございました。