(仮)第1話:洞穴に開いた虹の膜穴

 ザッ!

 無線の音が聞こえる

 将校ギズモは王子の連絡に応じる。

「ハっ!調査現場、まもなく到着となります」

「そうか……ギズモ、君が出る幕ではないと判断したら、直ちに帰還するといい。他の部下にもそう伝えてある。だがくれぐれも気を付けてくれよ?何があるか、何が起こるかは未知数だからね」

 平坦で冷気を纏った声色が、無線機越しからとどく。いつものことだ。


 ギズモはその音に何も思うところなく、淡々と答えた。

「承知しております。いざとなればこの、泥血でいけつ黒拳こくしょうが全てなぎ倒してくれましょうぞ」

「うむ、今回も無事に帰還することを期待しているよ」

 耳元から流れる冷気が首を撫でる。それでもギズモはいつものことと、さして気にはしなかった。


 大柄な巨体を振り、兵士の後へ続く。

 そこは暗がりの洞穴。

 曰く虹の膜を張った、戦車ほどの大きさをした穴が開いているという話。

 「さて、くだんの穴はまだかね」

 「もう直に」

 「左様か」

 短い応答の後、すぐにほんの少し開けた空間に出る。そこは広めにくりぬかれた部屋のようになっており、中央に窪みがあった。

 

 「ふむ、これがその『虹の膜が張った穴』というやつか。 こちらから見るに、膝程度の深さに見えるがね」

 「ですが何人かの兵士がこの穴へ飛び込んだのち、呑まれるようにして消えました。油断なきようおねがいします」

 「新手の術か、あるいは魔物か……だが、割ることも塞ぐことも出来ぬとは信じがたいな」

 指を顎にあて、右へ左へと穴の周囲を観察するが、めぼしい情報は得られない。全く持ってただの洞穴なのだった。


 「現状そこから何かが這い出すなどはありませんが、用心に越したことはないでしょう」


 ――――――――――――――――――――――――



 いったんここまで!この調子で進めてほしいですか?それとも早く異世界?に潜ってポッシボオゥ(ムキムキ)なミッションだファッハァ!っとさっさと冒頭の美少女ギズモユリネになってほしいですか?

 意見と、よければ反応オナシャッしゃっしゃしゃっしゃハッピースマイロ


 なお、意見を採用、または反応により続きを書く際にはこのエピソードに続きを載せます。そしてこの文章は一度消えるのでご了承おば。

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メモ:さっき見た夢「将校ギズモの理想の世界」 電子サキュバスショコラ・ケオスリャー @swll

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