概要
戦後80周年寄稿作品
那覇出身の浦崎は特攻隊員として鹿屋基地に配属されていた。無二の親友渡口はすでに飛び立って久しく、浦崎は戦友九重と出撃命令を待っていた。
結局浦崎と九重は出撃することなく終戦を迎える。が、それは浦崎が、沖縄占領、長崎への原爆投下、対馬丸事件という悲劇に触れることを意味していた。
結局浦崎と九重は出撃することなく終戦を迎える。が、それは浦崎が、沖縄占領、長崎への原爆投下、対馬丸事件という悲劇に触れることを意味していた。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!終戦記念日に相応しい哀悼歌
戦争はもう終わった(1960年代~)
戦争を知らない世代(1980年代~)
美しい国日本(2006年~)
いろいろな言葉で語られた『戦後』について、非常に考えさせられるお話です。
戦時中にも人々の生活はあり、恋愛もあれば幸せを求める人々も居た。
それは、今も昔も変わらないこと、ただ一つ違ったことは『戦争』という非日常が介在していたこと。
このお話は、そんな大切なことを思い起こさせる貴重な作品です。
ただ悲しい、ただ虚しいだけではない、心の慟哭や葛藤の琴線に触れる事で、私達はもっと本質的な大切なテーマに行き当たるはずです。
これ以上の言葉はいりません。
どうぞ手にとってお読み下さい。
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