意味がわからないと思いますが。
ブラコンの妹三人の会話劇です。
世の〝妹モノのラブコメ好き〟必見です。
すぐに読んでください。
兄の親愛の言動を通貨と準える三姉妹。
その通貨の市場流通量が減少したと彼女たちは嘆くのです。
この設定の奇抜さと内容に、戦慄します。
そして、普通に可笑しい。
才能の嵐です。世の〝妹モノのラブコメ好き〟必見です
最近めっきり見なくなったラブコメのジャンルに妹モノがあります。あるらしいです。
その不遇なジャンルの怨嗟の声とも、受け取れる内容なのです。
元々ラブコメを読んでない、妹ジャンルの知見も寡聞な私のような読者はよく知らないのですが。
それでも、すこぶる笑えます。スゴいです。
物語の進行で途中からAIお兄ちゃんも現れ、事態は混迷を極めます。
そんな物語です。説明とか意味ないです。
ともかく。ともかくです。
世の〝妹モノのラブコメ好き〟必見です。
すぐ読んで☆をつけましょう!
出だしから切り口の斬新さに、「おお!」と目を見開かされました。
「お兄ちゃん」からの「妹への愛」が「通貨」のように捉えられる。
頭をなでてもらえることなどが、「お兄ちゃん」から発行されるお金のようなもの、と考える。
そんな風に「お兄ちゃんからの愛が潤沢に得られる日常」を生きていた三人の妹たち。
そんな潤滑だった経済(お兄ちゃんからの愛)が現在は危機に瀕することに。
どうも、お兄ちゃんに彼女が出来たらしい。つまりは「自国(妹たち)」よりも「他国(彼女)」の方に多くの資金(愛情)が投入されることに。
そこからの危機的状況についての分析が本当に面白かったです。
バブル崩壊やインフレ状況、サブプライムローンや失われた三十年。
経済ニュースで出てくるいくつもの単語を駆使し、「お兄ちゃんと妹」の関係性について語られて行く。
こういう捉え方があるのか、と次から次へと出てくる「お兄ちゃん経済」の発想の楽しさに頬が緩みっぱなしでした。
そこからの更に、「小説やアニメで妹モノが流行らなくなった話」へのシフトもし、「その理由」の提示が「た、たしかに……」と凄まじい説得力と笑いをもたらしてくれました。
一行目から最後まで、斬新な視点で綴られた物語。経済用語の数々が思わぬ形に改変されていく様がとにかく楽しい一作でした。