リヴェラ・クロニクル
創星輝譚
グレイドロップ作戦
第1話 空が裂けた日
21世紀半ば、地球の空に亀裂が走った。突如として現れた巨大な白磁の影は、瞬く間に惑星を覆い、人類をその支配下に置いた。
抗う術もなく、地球上のあらゆる国家は無力化された。しかし、訪れたのは滅びではなかった。彼らは無限の資源と、魔法と見紛うほどの超技術を用い、人類が自力では決して実現できなかった飢えや争いのない世界を築き上げた。
人々はいつしか、彼らを「レギュレーター」と呼んだ。
レギュレーターは人類に、リヴェラ星系を含む12の星系を新たな故郷として与えた。それはまるで、神の恩寵のような日々だった。
だが、統治開始から百数十年が過ぎたリヴェラ星系暦VR0033年、レギュレーターは忽然と姿を消した。星々を繋いでいたワープゲートはことごとく消滅し、星系間の通信も途絶。各星系は宇宙の海に浮かぶ孤島となった。残されたのは、広大な新世界と、あまりにも重い「自由」だけだった。
なぜ彼らは現れ、そして去ったのか? その答えを知る者はいない。人類は、自らの足で再び歩き始める。12の新天地のひとつ、リヴェラ星系の可住惑星エリスの空に一条の光として輝く「ヘルメスレール」。それは、レギュレーターが人類に課した壮大な「宿題」の一つだった。
ここから、人類の自立への挑戦が始まる。
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