第12話
俺たちはその後、真面目?に授業を受けた
と言っても、美人優等生(偽)の結界内なので自由にしゃべることはできて、さらに姿まで隠せる結界を出させたので自由でいい時間だった
「(いい魔法だなありゃ)」
〔(ええ、しかも一切ばれてませんでしたからね、いい腕をしています)〕
「(ほう、それほどなのか)」
〔(ええ、とても相性が良かったのでしょう)〕
「(相性?そんなものがあるのか?)」
〔(ええ、マスターは万能型ですね。それも最上位の方ですね)〕
「(お、めっちゃいいじゃん)」
〔(よかったですね)〕
「(おう!)」
俺が先導者と会話していると前方から大きな声で俺を呼ぶ声がする
「おーい!神宮寺くーん?速くいくよ~!みんなも~!」
「...あいつはあとで殺す...お前らも近くに来んな。俺が男どもに呪われんだろうが」
「いやですわ、同じところに行くのですから別々に行く必要などありませんではないですの」
「大丈夫だよ、そのステータスがあればさ~」
「一般人に負けるはずなどないですよ」
「そういう問題じゃ...はぁ、もういいや、さっさと行くか」
3人に囲まれて逃げ切れるがめんどくさいことになるのがまるわかりで大人しく付いて行くことにした
そして、サークル室についたら俺を囲んでスマホをださせられた
「どんな追剥だよ」
「いやいや、チームを組むためだよ、チームを組まないと一緒のダンジョンに行けないからね」
「へ~、そうなのか」
「いや、知らなかったのかい?」
「そりゃ、昨日初めてダンジョンに入ったてかこのアプリを無理やり入れられたんだから当たり前だろ」
「「「「はぁ!」」」」
「ん?言ってなかったか?言ってない気がしてきたな...まぁ、気にするな」
「ん~...まぁ、気にしないよ!!」
「(いや良いのかよ...)...ああ」
「じゃあ、スマホ出して出して!」
俺がスマホを出すとアプリを起動させられよくわからん操作をされ、いつの間にかチームを組むことになっていた
「どこのダンジョンに行くんだ?俺はゴブリンしか行ったことがないぞ?」
「「「「ええぇ⁉」」」」
「ん?どうした?」
「いやいやいや!ゴブリンのダンジョンって中級だともいえるくらいの難易度なんですわよ!」
俺が簡単だと思っていたダンジョンが中級レベルと言われてありえないと思うが事実なんだと思われる
「はぁ⁉あんな簡単ななのが中級レベル??お前らアホなのか?」
「いやいや~、嘘でもアホでもないよ~。シャーロットちゃんは魔法系だからINTは高いよ~」
「神宮司さんも高いはずなのに頭悪い感じがしますね。なぜでしょう?」
「ええ?俺今、大和撫子に馬鹿にされたか?地味にショックなんだが?」
「ん?友里ちゃんはこんな感じだよ...あと、僕のことずっとベリショって言ってるけどなんで?」
「え?女の髪型ってロングとショートとベリーショートの3種類じゃないのか」
「いやいやいや、僕くらいの長さはボブって言うんだよ~」
「へ~、知らなかったな...はっ!クラスの女子が言っていたボブとかミディアムって外人の名前じゃなかったのか」
「君、よくそれで女子と会話できていたね。というか女子と会話したことある?」
「・・・」
思い返せば女子との会話なんてそこまでしたことないな
「まあ、この話はやめよう。成人男性が泣くのは見たくないだろう?」
「「「「あ、はい...」」」」
俺はこの話が俺の悲しい話になると思い無理やり変更することにした
「今から入るダンジョンってなんのダンジョンなんだ?」
俺はゴブリンがあんなに否定されたから違うダンジョンだと思い聞いてみた
「ああ、スケルトンだよ。私たちだいたいが光魔法を取得しているからね、倒しやすいんだよ。しかも1体で150円も稼げるからいい狩場なんだよ!」
「え?安...いや、いいばしょだなー」
昨日の稼ぎに比べたら1体あたりがずいぶん安いし、5人での攻略なのでそこまでの稼ぎは見込めないだろうな
「その反応は、安いと思ってますね?確かにそこまで派手な稼ぎではありませんが...あなたの稼ぎは一体どのくらいなんですか?」
「ん?俺は5階層までしか言ってないがモンスターの量が多くてな...3900万くらいだったぞ」
「3900万⁉一体何体倒したんですの⁉」
「...さぁ?数万体は倒したと思うんだが、覚えてないな。ま、そんなことどうでもよくて、俺もスケルトンのダンジョンで問題ないぞ。俺も光魔法は覚えてるからな。多分大丈夫だろ」
「へ~、光魔法は何レベなの?僕は4レベで、美波ちゃんとシャーロットちゃんは6レベだよ。友里ちゃんはみんな同じだとまずい気がして闇魔法の方をとってくれてるし、他の魔法だったらシャーロットちゃんが持ってるよ~」
「あ?俺は光魔法をレベル10にしてそのあと聖魔法と回復魔法が取得できるようになってたからそれを取ったぜ。あと、闇魔法も取っていてそれも影魔法と呪魔法になったからそれも取ったぜ。他の魔法は育てるのがめんどくさくて取ってないな。必要になったら取るけど」
「本当に私はとんでもない人に声をかけてしまったようだね...まぁ、戦力が拡大したと思って喜ぼうかな」
「他のスキルは・・・・・・・・・・・・・・・ってな感じだぜ」
「わかったよ。じゃあ、ダンジョンに入ろうか!」
ダンジョンを攻略する戦闘狂な効率厨 不真面目 @IKKITOUSEN
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