第2話 「とある参加者の記録(囚人)」

作戦の橋頭保を維持するために、指導の代役がいると聞いた

かつての仲間たちから俺の名前が候補に挙がったとも聞いた

刑期の短縮につながるともいわれた


おかしいと思ったが、刑務官に言われるまま契約書を書いた

かつての仲間たちと再会するためにダンジョンに潜った


「罠」だった


あのクソ野郎に報復したいが手も足もねぇ

もうすぐ下半身も溶けてなくなるだろう


ムショにいる間に時代は変わったんだな


『信号が途絶えました』

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