第5話 自分の過ち
僕はやらかしてしまった…
それは…、野球部の先輩Oさんに話してしまったのだ。付き合ったことを。
その野球部の先輩はあの子と同じクラス。僕の判断ミスだった。
するとあの子からLINEが一件送られてきた。
「もしかしてOに付き合ったこといった?」と送られてきた。
僕は迷わずうんと送ってしまった。そう、ここが別れ道の始まりだった。
そう、この時の僕は別れようなんて言われるとわかっていなかったのだ。
付き合った期間は一か月ぐらいだったと思う。でも友達の期間が長かったが故に恋人らしいことは何一つしなかった。まぁ、付き合う時の条件で友達らしいことしか出来ないといわれて付き合ったから正直別に良かった。好きな子と付き合うそれだけでうれしかったから。
案の定冷やかさられるのが嫌だってことで別れ話を切り出された。一週間ぐらい粘ったが結局別れることになった。別れて結局友達に戻ることになり、まぁそんなもんかと割り切った。でも内心すごくショックだったし僕はなんであんなことを言ってしまったのか後悔でしかなかった。まだ肌寒い三月後半、心にぽっかり穴が開いたように無気力になった。でもずっとそんな引きずるのもよくないと思いながらも結構割り切るのに時間がかかった。まぁ結局その後悔をばねにして野球に全力を注いだ。
そのおかげといっていいのかはわからないがテストの点が野球に全力を注ぐたびに比例するように落ちていった(笑)
そんなことがありつつ春休みが終わり始業式の日に6人ぐらいで僕の家で遊ぶことになった。もちろんその子もいた。みんなでマリオカートをしたりスマブラをしたりした。久々にみんなでゲームをしたのですごく楽しかった。部活の終わる時間が合わなくなって一緒に帰ることは次第になくなっていった。そして二人で遊びに行くことも減った。相手が受験だったこともあるが正直、僕が避けていた部分もある。
でも僕がこの人に対して嫌いになるとかそういうのはなかった。
季節は飛んで12月僕は意を決して人生で2回目の告白をした。しっかり断られた。
でもうすうすわかっていたから正直よかった。この告白はただの自己満に過ぎなかった。
僕は思った、恋は何なのだろう、恋とはこんなにも理不尽なものなのかと。
両想いならどれだけよかっただろうか。君にはこの思いはわからないんだろう。
でもそれでいい、それがいい。僕がどういう思いで発言したり行動するのかそんなのどうでもいい。相手が幸せならそれでいいそれは恋じゃない多分それは愛なのかもしれない。そして君が僕を思うのは恐らく情だろう。僕みたいな未熟ものが言うのは違うかもしれないが僕はそう思った。僕は正確なことはわからないでもそれでいいんだ。知らなくていいこともあるのだから。
第五話も読んでいただきありがとうございます。2週間も投稿が遅れてしまいすいません。おそらく次の話が最終話になると思います。ではまた次の話でお会いしましょう!!
僕の片思い ユタユタ @marecyan0913
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