盆踊り

クライングフリーマン

私は盆踊りを踊れなかった

 盆踊り

 ======== この物語はあくまでもノンフィクションです =========

 ああああああああああああ、また、黒歴史が追い掛けてくるぅ!!


 私は、盆踊りを踊れない。

 何かキッカケがあれば、変われただろうに。

 秋祭りの、「山車」のかけ声を何となく上手くかけることが出来るようになった時に、いつの間にかロープの先頭を持っている自分に気づいた。

 盆踊りの時、「入らないの?」と何度か同級生の女の子たちが誘って、輪に入ろうとした。

 だが、「踊れないんだろう?」と揶揄った同級生男子がいた。

 彼女達がいなくなったら、と思っていたが、彼女達は輪から抜けなかった。

 興に乗って、夜明けまで踊ったようだ。


 フォークダンスとは違う。全て自己責任だ。

 一緒にチャレンジしてくれる同級生はいなかった。

「内弁慶の外地蔵」そのものだった。


 もう踊ることは100%無理になった。

 膝関節の軟骨がすり切れて、もうないから。


 青春時代が夢なんて・・・本当にそうなった。


 それでも、色んなことにチャレンジしてきた。

 人は、「失敗して覚える」のだ。失敗にビビった時、もうチャンスは逃げている。


 他人の脳みそは覗けない。だから、思い違いで暴走したり、人を傷つけたりする。

 いつも誰かが庇ってくれる訳ではない。


 自転車の補助輪は、長い間離せなかった。

 初めて補助輪を外して走った時、こけた。

 何度もコケるようになって、コケないこつを掴んだ。


 手を上手く合せて叩けなくても、輪の中に入れば良かったのだ。

 補助輪なんかあてにしなければ良かったのだ。


 人生の半分は、おっかなびっくりで、後の半分は「とにかくやってみる」というチャレンジ精神だった。


 大学のスキー講座の打ち上げに呼ばれたアマチュアバンドの前で、スカーフを振りながら踊った私。どんな踊りなのか覚えていない。

 後で、あの不思議な人が私だと知ると、皆一様に「嘘―ん。」と言う。

 そして、理解した後で勝手な解釈を付け加える。

「酔ってたんだよね。」

 別に。オロナ〇ンCで酔える訳ないでしょ。

 あの日、風邪を押して、スキー講座に参加した。それを逃すと、「単位」が足りないから。点数合格で単位取得ではなく、参加だけで単位取得だった。


 半ばやけくそだったのかも知れない。

 だが、「誰かを演じる」ことでピンチを乗り越えてきた。


 もう人生終盤。「とにかくやってみる」で、毎日執筆、毎日投稿している。

 あの時の私自身に体面出来るなら言ってやりたい。


「失敗していいんだよ。君が気にするほど、世間は見てやしないから。」


 と。また、やっつけで文章書いちゃった。


 ―完―


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盆踊り クライングフリーマン @dansan01

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