第2話 「廃墟の金酒」の制作裏話ー続き

 昨日の続きです。なんだか、こんな感じにカジュアルにダラダラと毎日書くことになりそうな気がしています。23時を過ぎてから慌てて書き始めるからイケないんです(>_<)


 しかも九月ソナタさんに大変失礼なことをしておりました。タイトルを全部「禁酒」って書いていました。申し訳ございません、もちろん「酒」が正しい表記です😭😭


 そんな「廃墟の金酒」の曲作りについてなんですが、構成を考えているときに、ちょうどソフトウェアを購入したのです。DTMをやっている方はご存じ(裏を返せばほとんどの方がご存じない)音源ソフトウェアにNative Instruments 社のKompleteという音源集があります。これを上位版にアップグレードしたり、EastWest Hollywood Orchestra Opus Editionという容量の大きなオーケストラ音源です。


 買ったばかりですのでマニュアルも読んでませんから当然使い方も分からないわけですが、どうしても使ってみたいという欲求があります。DTMなんてたいてい出たとこ勝負なので(こらこらw)、「廃墟の金酒」のテーマはオーケストラ演奏とさせていただきました。小説の雰囲気にもピッタリですし。


 ところが使ったことのないソフトですので、アーティキュレーションの付け方がわかりません。出だしのクラリネットソロは自作のMIDIコントローラで表情づけをし、まぁまぁの仕上がりになりました。ところが次のバイオリンソロがですね、全然バイオリンの音じゃないんですよ。Komplete付属のバイオリン音源の方がよほどいい音がします。


 普段の私ならさっさとHollywood Orchestraを諦めてKompleteの方を使うのですが、ほらなんせ買ったばかりでしょ? それなりのお金を支払っているわけです。そんなちょっとばかしの「もったいない」精神が邪魔をしてあのバイオリンに聞こえないフレーズとなりました。


 しかも、金管パートに手を入れる時間がなくなったため、出だしの一和音しか出番がない。これねー、オケのヒトだったら怒りますよ。わざわざコンサートホールまで来て正装してタキシードなんか着ちゃって、蝶ネクタイでしょ。それで「ホワーン」の一和音だけですよ。あとは椅子に座ったまま楽譜に並んだ休符を見つめてステージを降りなければならない。それで「お疲れ様でした~」とかなんか挨拶して帰るわけでしょ? むかっ腹立ちますよね、プライド高いからね金管のヒトって。駅に着くまで、ヤケ酒の一杯でもあおらないとやってられない。できればカレヴァンの金酒を「冷や」でコップ酒でってね。


 そんな風に完成した「廃墟の金酒」のテーマで、一か所特に気に入っているところがあります。それは王子の正体を描くシーン(制作メモには"王子の栄光"と書いてありました)に入る直前のスネアロール。ダララ……って小太鼓の連打です。あそこはティンパニかタムのロールを打つと思うんですよね、基本通りの作曲なら。ふと思いついてスネアにしてみたら、これがカッコいいじゃありませんか。まさに王子の栄光。それ以降のフレーズも軽快になるし。あそこは自分でも好き🥰


 ああ画像の話ができなかった……😂 たぶんこんな感じでダラダラ書きます。おヒマなら読んでね😁

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