第2話 「北条が倒せない」(扇谷上杉ver.)

●原曲…エアーマンが倒せない


この替え歌は、当時結構流行っていた原曲の替え歌動画を色々見ているうちに、長い間眠っていた替え歌の虫が疼きだし、ネットの友人に扇動されたのを機に衝動のままに作ってしまった作品になります。


何故このテーマにしたかは忘却の彼方ですが、「長年北条家と抗争を繰り広げるも、じりじりと劣勢に追い込まれていった扇谷上杉家の苦闘の軌跡」を元歌詞とのバランスを考えつつ練り込む、といった構想で作ったのは何となく覚えております。

…自他ともに認める北条党の私が何故作ったのかは、全く謎ですが。




<歌詞>

気がついたら 奴ら武蔵まで進出

そしていつも 激戦がはじまる

太田兄弟いつの間にやら奴らに内通 じわり失地増えてく

家中が結束すれば 楽に撃退ぐらいは出来るが

何回やっても 何回やっても 北条が倒せないよ

あの攻勢 何回凌げどきりがない

うしろの奴らを動かそうにも いずれも内紛使えない

まいない内応試してみたけど 奴らが相手じゃ甲斐が無い

だから次は絶対勝つために わしは古河公方だけは最後までとっておく



気がついたら 領地もう少ししかない

無念ながら そこで山内縋る

諦めずに居城奪還図ってみるけど すぐに力が尽きる

諸侯が団結すれば 楽に奴らなんぞ倒せるけど

何回やっても 何回やっても 連携が続かないよ

落ちた権威は なかなかもって戻らない

奴ら退がって喉元過ぎれば すぐにも利害ぶつかり合い

長躯相模を突いたところで 小田原城は落せない

だから次は絶対勝つために わしは今川だけは最後までとっておく



関東諸侯結集し 今川武田も引き込んだ

今回こそは 今回こそは 北条を叩き潰せる

あの河越 何をしようが保てまい

日和った公方もこちら参陣 いずれは城も自落する

哀願平伏奴らの無様 溜飲下がるが意味は無い

最早勝利は目前 今は前祝の美酒に酔いしれる

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