第2話
白髪を振り乱した、皺と
「きゃあああ!!!」 楳図かずおさんのマンガのような表情と声で? ワタシは絶叫した。
…”ワシは農家のボンボンだったし…畑でスイカをいつも朝早くに収穫して、一人でまな板で四つ切りにして、むしゃむしゃやっとったもんじゃ。
新鮮なスイカの味は格別やった。 五臓六腑に沁みとおる、というのはあのことやなあ。 この子のような、若い娘の味覚も新鮮中の新鮮だし、スイカの味が五分通り甘みを増して感じられる。 幽霊になってからも、幽霊ネットで、”スイカを食べているオンナ”で調べて、たびたびリアルタイムに憑依して、感覚移入してスイカを食べたが、この子の舌と味覚の鋭敏さは群を抜いて素晴らしい…」
わけのわからないたわごと?を、幽霊?はぶつぶつつぶやいています。
<続く>
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます