第27話 怒れる人々
世界中のあちこちで怒っている人達がいる。
皮肉で済ませたのはジョゼップ・グアルディオラ。
アーセナル戦を控えた会見の発言で、要約すると
「今シーズンアーセナルかリヴァプールがタイトルを獲ったら、それは金を使ったからだ」と。
マンチェスター・シティが優勝した時、金で買ったタイトルだと揶揄されたことにたいしての皮肉だ。
ペップは勿論ミケル・アルテタとアルネ・スロットのことは褒めていて、あくまで外野に向けての発言だ。
そこで外野はシティは犯罪的行為をしているのでクリーンなアーセナルとリヴァプールとは違う、とさらに煽っている。
ロドリはシティ移籍前、代表のチームメイトであるセルヒオ・ブスケツに話を聞いたようだ。
言われたのはペップの要求は高く尽きることが無い、ということらしい。
この貪欲さは、いかにもペップらしい。シティというクラブも同じく貪欲で勤勉だ。
良くなる為に出来ることは、なんでもする。
シティの経営陣は犯罪·反則をしようとした訳ではなかったと思う。ユベントスと違って。
ずる賢い人がずる賢く考え行った事で揉めているだけだ。
線引や匙加減といった話で「グレーゾーンの中の濃いグレーでもブラックではない」という考えだ。
反則に近いかもしれないが、厳密にいったら反則ではない。
こんな理屈でシティの経営陣は、ルールと戦っている。
アーセナルがCKの時にするGKへの妨害行為は、同じような理屈にも関わらず何故か見逃されている。不思議だ。
スペイン政府はイスラエルに対して怒っている。
イスラエルがもしW杯に出場するなら、スペインはボイコットも辞さないと。
イスラエル代表の予選突破が濃厚だということは決してない。
イスラエル代表のグループにはノルウェー代表とイタリア代表がいるので、イスラエル代表は苦戦必至だ。
イスラエル代表も観ていてそんなに強い感じはしない、隙の多いチームだ。
欧州のでは日本よりもイスラエルのパレスチナに対する行為に怒っている人が多いが、首相はおそらくただなんとなく言っているにすぎない。
なんでも汚職疑惑が湧いてきたから、話題反らしをしているとの噂だ。
レアル・マドリードとFCバルセロナの会長は首相よりも影響力が強いと言われる国だから、政治家もサッカーを利用しようとするのだろうか。
本気で怒っているのは、インドネシアだ。
W杯アジア4次予選、開催地がカタールとサウジアラビアに決定した。
出場国は、カタール・UAE・イラク・オマーン・サウジアラビア・インドネシア
そこで何故中立地での開催ではないんだと怒っている。
自国がこの立場だったら、どの国の人でも文句を言うだろう。
インドネシアだけ完全アウェーだ。
さらにクウェート人審判が割り当てされ、インドネシア人は怒り心頭だ。
傍から見てても、凄い状況だ。アジアサッカー協会の悪いところが全開に出ているし、近年より酷くなっているのでは?
クウェートW杯の時のクウェート側のハッチャケっぷり、サウジアラビアの欧州サッカーへの荒らし行為(利用しているチームもあるが)など、アラブ勢のやり口は変わらないどころか目下加速中だ。
でも中立地での開催は、開催地にとっては罰ゲームみたいなものなんじゃないかと思う。
AFCに恩売る以外にメリットが無い。さらに言うと、汚染されたAFCに恩売っても意味あるのかと。
インドネシア側にはご愁傷な自体だが、インドネシアも狂ったような帰化政策をした上でだから何とも言えない。
ドーピングとドーピングの対決のようなものだ。
日本代表はW杯出場を決めたから蚊帳の外だが、
AFCはどんどん無茶苦茶になるだろう。
政治の下手なJFAでは、まず対処出来ない。
1つだけやったほうが良い事がある。日本代表がもしW杯で好成績をあげたら、それを日本の功績にするのではなくアジア全体の功績にすることだ。
アジアの代表として好成績をあげることが出来ました、AFC加盟国の皆さんやりましたよ、と。
日本代表を日本の代表ではなく、アジアの代表に、”アジアの雄“を“アジアの英雄”にするのだ。
アラブの国々が欲しがっているのは、娯楽と名誉だ。
なのでアジアやアラブの国々のおかげで勝つことが出来ました、という風に話を持っていく。
試合後のインタビューや記者会見で言うのがベストだ。
日本代表はアラブも含めたAFC加盟国全体から応援されるようになるかもしれない。
媚を売ることで、日本代表は”大正義“の立場を手にするのだ。
敬意や尊敬では少し弱いから、崇拝と熱狂的な応援をしてもらう。
そこまでいったら、流石に嫌がらせし難いのではないか。
そして日本には最高の人材がいる。それは、日本代表監督森保一だ。
接待やリップサービスの得意な彼には最適な仕事ではないのか。
絶対に代表監督の仕事よりかは、向いている。
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