見張り塔からサッカーを観てる

cailleret60

第1話反省しないバルサとラッシュフォードはお似合いなのか?

 衝撃的なニコ・ウィリアムスの獲得交渉失敗と笑劇的なマーカス・ラッシュフォードのレンタル獲得。


 バルサとラッシュフォード。相性はと言うと、どう見ても良くはない。

 現実の人間関係に例えると、似てるところもあるけれど一緒に居ても上手く事が運ばない、むしろトラブル増える二人のようなもの。

 

 無能な味方・上司を下々がフォロー出来たり出来なかったりするバルサと考える能力がちょっと足りないラッシュフォード。上はスターが大好きだけど、ラッシュフォードが加わるのは下々のグループ。まぁ合わない。バルサの選手達はストレスを感じるはず。


ニコとラッシュフォードを比較すると、選手としての格はラッシュフォードの方が上かも知れないが、現時点での能力・成功確率はニコの方が上であり、ニコの下位互換がラッシュフォードと言えるだろう。

 代表での共闘によりある程度のコンビネーションの確立と人間関係を構築したニコと、英語圏出身でチームプレーの苦手なビッグクラブの元神童ラッシュフォード。隣国出身でリーガの経験のあるジョアン・フェリックスの方がまだマシだったかも知れない。

 

 高確率で失敗が予想出来るラッシュフォード獲得、何がそう思わせるのか?

 上記でラッシュフォードはニコの下位互換と書いたが、チーム内で言うとラッシュフォードはハフィーニャのよりレベル差のある完全下位互換と言え、貢献度の差がそのままマイナス値になる。

 昨季ポジションエリアの枷を解き放たれたハフィーニャは躍動した。右WGから偽左WGにコンバートされ、攻守においてフィールドを広く動き走り回った。

 対するラッシュフォードは運動量は多くなく、考えるのも苦手。

 守備の意欲が低くタスクを実行するのも苦手。

 攻撃では、まずオフザボールでの存在感が低い。ビルドアップ時のポジショニングに適切な参加、ボールを待つポジショニングと呼び込み方など課題は多い。

 何が出来るかと言うと、離れて待って受けるだけ。ただ待って待ってボールを持った時しかプレー出来ない、それも限定的な。足りないものは多い。


 もし彼のプレーの幅を広げるとしたら。サッカーIQの向上には期待出来いとしても。

 

何を置いても、まず守備。今後サボっていると言われないようにしてもらいたい。

 運動量を増やし、攻守の切り替えも遅れず、担当のマークも外さず、マークの切り替えにも対応する必要がある。たまには、二度追いしてもバチは当たらない。


 次に攻撃。

 まずボールの呼び込みかた。

 相手SBとの距離間の修正(3・4回つついて相手との間合いに入るくらい)、相手SBのポジショニングや体勢によって裏抜けか足下で貰うのかの駆け引き、 裏抜けの時のルート選択(縦かニアゾーンか)。

 味方SBとMFとの連携、縦横の揺さぶりや相手DFの引き付け(これは無理そう)。

 逆サイドにボールがある時の受け方、再度展開されたボールを待つのか、クロスに合わせてファーサイドに飛び込むのか。


 全て出来たらオンザボール含め完全にワールドクラスの選手になってしまうが、ラッシュフォードの処理能力を超えているはず。

 なので相手SBとの駆け引きとクロスをファーサイドで合わせる動きだけでもしてもらいたい。SBとCBの間に飛び込んだり、SBに被さるようにヘディングしたり、ファーサイドでポツンと1人余るラッシュフォード。点取り屋になる事が最善かと。

 

 でもきっとそうはならない。

 

 ラッシュフォードは、カウンター時などスペースのある状況で対人での強さを発揮してからシュートやアシストをするのが得意。

 反面、狭いスペースでのプレーと状況判断が苦手。

 古来、この様な選手が最も輝くのが中堅以下のチームでのエースという立場。そして強豪チームに移籍すると上手くいかない。ラッシュフォードはその典型的なタイプ。

 

 だ・か・ら、ラッシュフォードはノッティンガム・フォレストに行けば良かったのだ、自ら志願して。

 エース候補であったとしてもエースにはなりきれなかったラッシュフォードはノッティンガムでエースの座を目指したら良かったのだ。


 もう、超お似合い!


 そしてニコを逃しだバルサ。

 

 もう、超バカ!

 ラッシュフォードに超優秀な担当コーチ付けるとか、クリスチアーノ・ロナウドのプレー映像沢山見せた後、催眠術掛けて自分をロナウドだと思い込ませるとか。


 なんとかしないと危険が超危ない!

 

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