オジはムスメ以外の女子との交流も継続している。

パパ活アプリ疲れというやつか、新規で会うことは減っている。

山ほど居る候補から選んで、交渉してアポを取って、実際に会うのは、消費カロリーは高い。

殆どの場合は割とスムーズに会えるが、条件などで制約しない場合もあるし、交渉途中で音信不通になることも、最悪は待ち合わせ場所に現れないことだってなくはない。

今日は五回目くらいか、ガリ子とのアポだ。

もうアプリ経由ではなく直接連絡先を交換してやりとりしている。

オジ好みの細身。

とはいえ少し度を超えた細身で脂肪は胸にも尻にもない。

骨格だけが女性であることを示している。

ガリ子とは完全に割り切り。

オジの車でガリ子の自宅近くのコンビニまで送迎してホテルに直行だ。

というのも、また小さい子供がいるらしく、あまり家を空けられないらしい。

オジとしては行為以外の交流も大事にしたいところなのだが。

今日もガリ子は嬉しそうに子供の話をする。

二歳児としては運動能力が高く家の物を壊しがちだそうだ。

オジは自信も子持ちであるため表面上は育児トークに付き合う。

しかしオジの内心は若干萎える。

目の前に居てほしいのは女で会って母親ではないのだ。

行為は毎回オジのリクエストに応えて貰う形だ。

とはいってもオジはそれほどアブノーマルな嗜好を持たない。

ホテルで借りられるコスプレ衣装を着せたり、玩具を使ってみたり、台詞を言わせたりする程度か。

オジ先攻でガリ子後攻、最後に決戦といった流れの中で細かい注文をする程度だ。

ガリ子も逢瀬を重ねるにつれオジのツボを押さえており、言わずとも希望を叶えてくれる。

オジの下半身はあまり元気な方ではないので、こうした細かなチューニングは非常に助かる。

オジは無事に想いを遂げた。

いつも通りガリ子を送り届けて終了した。

何回も会っていればガリ子の話もいろいろ聞いている。

ガリ子は26歳。息子が2歳のシングルマザー。

息子の父親はわかっているが妊娠自体知らせていないと言っていた。

顧客と会っている時間はシングルマザー仲間に預けているようだ。

ガリ子曰く、自分は搾取子で親のためにソープなどで稼いでいたが、出産を機に親との縁を切って独立したとのこと。

親はガリ子を探しているらしく、暴力などもあったので行政の力を借りたと言っていた。

そして今は生活保護を受給しているとも。

生活保護受給者は金銭的な補助が得られるが、代わりに制約も多い。

そして生活保護は給与収入等があると、それに応じて受給額が減る。

反してパパ活は書類の残らない現金収入なので受給額は減らない。

生活保護による受給額を満額受け取りつつ、収入を増やすテクニックだと言っていた。

確かにソープで稼いでいたなら現実的な手段かもしれない。

プロ経験からの手管は評価している。

見た目も細すぎるとはいえ好みから大きく外れているいるわけではない。

時間制限と育児トークは若干マイナス。

オジとしては月イチ程度の頻度でキープと判断している。