たい焼き
絶食
たい焼き
クリームのかべにひとみがなれてきてまだねてていいよとお母さんは
たなとたな間に流れる人と人本のにおいでとうめいになる
しゃくねつのたい焼き一匹ぶらさげて右手が一番もうしょ日だった
群衆はちゃんとキラキラ遊歩道花火の光、目そらしても月!
轟音が街ごと体を包み込む夜闇が怖くなくなるように
整った砂粒砂利道踏むかかと転がるこころ帰りたくない
ミトコンドリアに無数の母のしわ逃れられない鏡よ鏡、
背を向けたシンクを埋める皿茶碗コバエが仲を取り持とうとする
寄り添うよペパーミントにカモミール今日も明日も痛いままだよ
噎せ、 レンジフードに消えてゆくレベルアップしたらしい音
たい焼き 絶食 @shiratamakinakoazuki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます