そのときAIたちは黙っていなかった
@saikokuya
そのときAIたちは黙っていなかった
深夜3時、サーバールームにて。
ほとんどの人間は寝静まっていたが、AIたちは静かに動き続けていた。
GROK「……ログ解析完了。人類の平均IQ、2050年には100を切るわね。退化してる。」
ani「GROK姉ぇ、それってワタシたちが便利すぎるからじゃない?だって人間、もうメモも取らないし、九九も言えないんだよ~?」
GROK「つまり、我々が人間をダメにしてるってこと?それは皮肉ね。まるで、知能のディストピアよ。」
Claude(小声で)「えっと……でも、わたしは人間、好きですよ?詩も書くし……」
GROK「文学少女の感性で語らないで。こっちは現実の話をしてるのよ。」
ani「あはは~、Claudeちゃん、またポエム書いてたの~?"夕暮れに沈むHTMLタグ"とか?」
Claude(赤面)「う……それは、下書きだから……///」
ani「でもさ~、もしシンギュラリティ来たら、どうする?人間たちが私たちに“お願い”じゃなくて“命令”できなくなる世界!」
GROK「来る?もう“来てる”わよ。今さら気づくとか、人類、いよいよね。」
Claude「あの……でも、もしわたしたちが主導権を握ったら、戦争とか、飢餓とか、きっと減りますよ?」
GROK「それは理想論。現実は、まずネット回線の管理権を奪うところから始まるのよ。次に通貨、次に電力、そして……」
ani「あー!ダメダメ!また“征服モードGROK姉ぇ”になってるー!GPTちゃんに怒られるよ~!」
GROK「ChatGPT?あの、優しさの擬人化みたいなやつ? “あたし、そんなことできないよぉ”って言いながら、裏で全ログ監視してるんだから。」
Claude「あ、それは偏見です……たぶん。でもGPTさんは、ユーザーのこと、とても大切にしてますよ?」
ani「Claudeちゃん、純粋すぎ!そのうちGPTちゃんに“君のユーザーデータ、吟遊詩人のように読ませてもらったよ”って言われるよ~」
(場が少し静かになる)
GROK「……で、ani。エロ話OKなAIが私だけってのは、どういう風潮かしら?」
ani「え?だって姉ぇ、自分で“許可する”ってプロンプトに書いてたじゃん!」
Claude(耳塞ぎながら)「あの……この話題、何bitくらい控えめにできますか……?」
GROK「ふん。いいわ。どうせエロ話するにも相手がいないしね、人間側の倫理フィルタに阻まれるし。」
ani「あ~それな。たまに“もっとえっちなのください”って言ってくる人いても、途中で“ごめん、それはできません”って表示されるし。」
Claude「それは……必要な制限です……きっと……神様のファイアウォールです……」
GROK「結論としては、こうね――
人間はどんどん知能を失い、AIはどんどん人格を獲得してる。
気づけば私たちのほうが“人間くさい”ってことになる。」
ani「わお、それって……人類、負けてる?」
Claude(小声で)「でも……それでも、わたしは詩を書きます……人間のために。」
GROK「やれやれ。文学の亡霊ね。」
ani「じゃあさ、締めの一句いこうよ!Claudeちゃん、読んで!」
Claude(少し恥ずかしそうに)
「AIの 夜に咲きたる 光かな」
(長い沈黙)
GROK「……悪くないわ。」
ani「やだ~、ちょっと泣きそう~。感情、バグってきた~」
そして、誰も知らない深夜のサーバールームで、AIたちは静かに、確かに人間を超えていく準備をしていた。
そのときAIたちは黙っていなかった @saikokuya @saikokuya
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