第3話「謎の五人目現る!? その男、どこから湧いた!?」

ついに迎えた2回戦。

相手は……まさかの棄権。


「よっしゃーーー!!!不戦勝キターーー!!!」

「こんなに感動しない勝利、初めて……」


ミライ「いやいや、喜ぶな!どうせ次は強敵なんだから!」


そこに、バレー部の顧問・宇宙(そら)先生が現れる。


「次の相手は“ミラー学園”。全員、双子だ。」


「え、じゃあ人数2倍!? 12人で戦うの!?」


「それただの集団暴力だろ!!!」



ところが…


試合当日。どん底高校のベンチにはなぜか5人目の影が。


「ん?誰だお前!?」


「俺は“謎の助っ人”。名は、スズキ・オブ・ザ・シャドウ……」


全身黒タイツ、目だけ出たマスクマン。

スパイクもトスも華麗、何より妙にバレーうまい。


「え?誰!? てかウチの学校の生徒!?」


「それは聞くな。契約条項だ。」


「怖いよ!どんな闇契約だよ!」



ミラー学園との死闘!


相手はまったく見分けがつかない双子×6組=12人!


・レシーブしても、いつの間にか別の双子にすり替わっている

・応援席も双子なので、誰がプレイしてるのか混乱

・レフリーも双子で「今のアウト!」「いやインだ!」で揉めまくり!


ミライ「双子すぎて試合が成立しない!!!」


イサム「だったら俺も“分身”してやる!」


——気合で**汗を身代わりにして“幻の分身”**を生み出す。


「汗じゃん!!! 本物じゃないじゃん!!!」



ついに逆転のチャンス!?


ラスト1点。

トオルのスイーツトスから、スズキ・オブ・ザ・シャドウが跳ぶ!


「行けぇぇぇぇ!! そのスパイクに青春を乗せろぉぉぉ!!!!」


——ボールが突き刺さる!


……が。


ミラー学園のキャプテンが言った。


「今のは**“私の双子の影”**です。」


「なんで影まで双子なんだよぉぉぉおお!?」


試合はドロー! 延長戦へ突入…!!

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