第五章 沈む胸の奥に

沈静化した測定室を見下ろしながら、ティアナは目を伏せた。


サフィ――サフィア・ルフェリエルは、無事だった。測定装置は壊れ、魔導官たちは騒然としていたが、当の本人はどこか他人事のように笑っていた。


(あの子……ほんとは、何を考えてるの……?)


思えば、いつからだったか。サフィは、誰にも怒らなくなった。泣かず、叫ばず、笑っていても、それは誰かの真似のような笑い方だった。


「ぼくは、大丈夫だよ」「ぼくって、そんなに変?」


そんな言葉を、何度聞いただろう。どこか飄々としていて、底が見えない――けれど、明らかにどこか欠けていた。


(あなたは、どこにも“自分”を置いていない。……まるで、存在してるのが負担みたいに)


胸の奥が軋むように痛む。それでもティアナは、妹の“そういうところ”を言葉にできなかった。自分だけが気づいているような気がしてしまって、それを壊すのが怖かった。


でも――


「ティアナ殿、こちらへ。会議が始まります」


呼びかけられた声に、思考を中断される。心の中のサフィの影が、静かに遠のいた。


重厚な扉が閉ざされると同時に、空間に結界が張られる音がした。ここは“黒の階梯”の審査と管理を担う監察局の奥間。選抜された者だけが集う、沈黙と密約の場所。


長机の端に座る魔導院の主任査問官が、書類をテーブルに置く。


「サフィア・ルフェリエル。測定不能。魔力圧は規格外。属性も未確定。従来の『分類表』には、該当項目すら存在しない」


「――つまり、未登録の“神秘帯”に属する可能性があると?」


一人の学術魔導官が口を開く。彼の指は、震えるほど興奮していた。


「神秘帯どころではありませんよ。彼女の魔力波形は、反応する前に空間を歪ませる。常識的に考えれば、既存の魔法理論が通用しない。すなわち……“異物”です」


「異物……それが、五年前、十二歳で死んだはずの彼女の双子、“サフィア”であると?」


「現在登録されている魔導士資格は、ティアナ・ルフェリエルのみ。サフィアは“記録上は死亡者”。存在自体が想定外なんですよ」


室内に重たい沈黙が降りた。


一人、口元に皺を寄せた年配の魔導院師範が、唇を開いた。


「――処遇はどうする。昇格審査を通すのか?」


「通せば、他国に情報が漏れる可能性がある」「だが、拒めば“実力行使”に出られる危険もある。彼女の魔力で暴れられたら、ここは保たん」


「現時点では、本人にその意思は見られない。だが“無自覚に”排除反応を起こした」


「となれば、“今”だけでも飼い慣らしておくべきだろうな……」


静かに、そして淡々と、決定がなされていく。まるで、一人の少女の心など存在しないかのように。


会議室の空気は、閉ざされた聖域特有の重苦しさを漂わせていた。魔導院上層部、査問官、黒の教師陣、数名の外部顧問。そして、招かれた一人の白衣の少女。


白魔道士ティアナ・ルフェリエル。


彼女の招集は異例だった。戦闘職でもなければ査問の立場でもない。だが、“双子”のもう片方として――姉として、形式上の同席が許されたに過ぎなかった。


「……失礼を承知で、申し上げます」


ティアナは小さく息を吸ってから言った。


「サフィの魔力波形が“既知のどの系統とも一致しない”ことは、姉であるわたしにも観測の上で理解しています。でも……それが即、危険性の証左になるとは限らないはずです」


沈黙。


一人の黒の教師が、硬い声で答える。


「その“限らない”可能性に、幾多の命を賭けるかどうかの判断を、我々は求められているのですよ。ルフェリエル殿」


ティアナの指先が震えた。


「それでも、あの子は、自分の力の意味を理解しようと努力していました。知らないままに振るったわけじゃない。今日だって――」


「お姉様」


静かな声が割って入ったのは、査問部の筆頭であるラステ・カロン卿だった。整った髭、くぐもった金の瞳。その口調には、あくまでも柔らかい敬意が込められていた。


「我々は、貴女の立場も、貴女の懸念も、真摯に受け止めています。サフィア・ルフェリエル嬢が“悪意ある力を用いた”などと断定している者はいません。ただ……制御不能であれば、それは結果として同等である、と申し上げているだけなのです」


「……なら、指導するべきです。排除する前に」


「指導に値するかどうかを判断するための会議であることを、お忘れなく」


ラステ卿は静かに、だが確実に“壁”を作った。丁寧さの裏にある、権限と距離。


「お姉様に対する敬意に変わりはありません。それは、ティアナ嬢が黒魔道に偏見なく接してくださっているからこそ。ですが……我々もまた、“あの子の真価”を見極める責任を負っています。そのために、いくつかの追加検査、および面談の必要が生じるでしょう」


「追加……? 面談……?」


ティアナの声は、掠れていた。彼女は、理解した。


これは、もう決まっている。ただ形式的に、“姉としての意見を聞き置いた”という事実を残す場にすぎないと。


ラステ卿が、最後に微笑んだ。


「ご理解いただければ幸いです。……ティアナ嬢。貴女の祈りが、妹君の助けとなるように」


――白魔道士にしか言えない、皮肉にも近い言葉だった。


◆ 白の静寂にて 〜ティアナの決意〜

会議室を出た後、ティアナは人払いをし、魔導院の一角にある白の庭園へ足を運んだ。


静寂。


ここは、回復と沈思を司る魔道士たちが瞑想に使う、聖域にも似た空間。花々が魔力に揺れ、淡く光る石畳を踏むたびに、結界が微かに響く。


だが、今のティアナの心は、まるで荒れ地のようだった。


(……結局、誰もサフィを“人”として見ていなかった)


魔力量、波形、危険性、制御の有無。語られるのは、数値と理論と、それに付随する“危機管理”だけ。サフィが何を想い、何を恐れ、何を信じているかなんて――誰も、気にしていなかった。


(あの子は、ただ……生きたかっただけなのに)


心の奥で、痛みがうずいた。生まれたときから一緒だったあの子。影のように寄り添ってくれた、もう一人の自分。


「サフィのこと、わたしが守る」


誰に聞かせるでもなく、呟いたその声が、白の庭に吸い込まれていく。


サフィは、戦える。それも圧倒的な力で。けれど――それは彼女の武器であって、鎧ではない。


だからこそ、守らなければならない。


ティアナは手のひらを見つめる。淡い光が宿り、癒しの魔紋が揺れる。傷を癒す力は、人の心を癒すためにもある。


サフィが傷つく前に。何も知らず、無自覚なまま、誰かに“壊されてしまう”前に。


「もう二度と……あの子を、ひとりにさせない」


白の魔力がそっと花びらを揺らす。その中央で、ティアナは静かに、そして確かに――覚悟を刻んだ。


◆ 「ぼく、呼ばれたんだって」

控室の壁にもたれて、サフィア・ルフェリエルはぐにゃりと背を滑らせるように座り直した。椅子を使う発想がそもそもない。床の方が落ち着くから。


「ん〜……。疲れた……。 やっぱ“ああいう系の魔力”って、使うとあとが重いなぁ……」


ぼそぼそと独り言をこぼしながら、サフィはスリッパみたいな黒い靴を脱ぎ、足の指をふにふに動かした。誰もいない。気を遣う相手がいなければ、素が漏れるのも当然だ。


「でも、ひさしぶりにスイッチ入ったな〜。 ……ちょっとは、バレたかな?」


楽しげに笑いながら、手の甲をくるりと裏返して、自分の魔紋をじっと見つめる。一瞬だけ、魔力の波がふわりと揺れて、まるで“目を逸らす”ように消えていった。


「……また逃げた」


ぽつんと、寂しげな声。けれど、すぐに冗談めかして口笛を吹いた。


「まぁ、いっか。いざとなったらティアナが何とかしてくれるし〜」


そのとき、扉がノックもなく“コン”と軽く開いた。


「サフィア・ルフェリエル。査問部が面談を希望している。……移動の準備を」


「え〜? またぁ?」


サフィは眉を寄せたが、特に嫌がる様子も見せない。ただ、靴を履くのが面倒なだけである。


「“希望している”って言い方、あれよね。 断れるわけじゃないのに、選択肢あるふうな言い回し。わかる。 ……ねぇ、それって“やんわり強制”ってやつでしょ?」


出迎えの若い査問部員が、返答に詰まる。


「……とにかく、お願いします」


「は〜い、は〜い。ぼく、いま超疲れてるけど、しかたないもんね」


のそりと立ち上がったサフィは、上着の裾をぱたぱたとはたきながら、面倒くさそうに歩き出す。その背に、どこか冷たい気配がにじんでいた。


無自覚な拒絶。


それは、力の本質を知らないからではない。知らなくていいと思っているから。その感性自体が、“人間的ではない”と、誰かが見抜いたとしても――サフィには届かない。


彼女はただ、歩く。軽い足取りで、重い扉の向こうへ。


椅子の脚が石床を擦る音が、面談室に鈍く響いた。


「どうぞ、おかけください。サフィア・ルフェリエル」


「はいな〜。でも、もうちょっとフカフカの椅子がよかったな」


ふわりとスカートを整えて腰を下ろしたサフィアは、にっこりと微笑みながら言った。対する査問官たちは三名。全員が黒衣の正装に身を包み、鋭い視線を彼女に向けている。


「本件は、あなたの“魔力波形”と“挙動”にいくつかの懸念が確認されたため、 本調査の補足として、本人から直接の所見を得たいという意図で行われています」


「そっか〜。ぼくの中身、気になっちゃったんだ?」


くす、と笑う。まるで恋の相談でもされたような口ぶり。


「単刀直入にお訊きします。 あなたは今回の実演で、いかなる術式を用いましたか?」


「えーと……それ、あれでしょ? “ぼくがちゃんと魔導式を経てたか”って確認したいんだよね?」


サフィアは口元に指を当てて、思わせぶりに瞬きをした。


「ちゃんとしたよ、うん。“一応”ね」


「……“一応”?」


「だって、あの人相手に本式の詠唱、いる?」


あっけらかんとした声が部屋に響く。


「相手を侮ったという意味ですか?」


「ちがうよ〜。“侮らなきゃいけない”ってことでしょ? だって“黒の階梯”って、そういう試験なんじゃないの?」


沈黙が落ちた。


三人の査問官のうち、中央の老魔導官が、わずかに眉を寄せる。


「あなたの術式には、“魔力の意志的干渉”が認められた。 これは通常の制御域を逸脱した反応と見なされ、――場合によっては報告義務の対象になります」


「へぇ〜……。つまり、“ぼくが危ない子かも”ってこと?」


サフィアは頬杖をつき、天井を見ながら答えた。


「でもさ、ティアナにも言われたよ。“魔力ってさ、抑え込んでも嫌がるだけ”だって。 ぼくが魔力に“なつかれやすい”のは、昔からだし」


「……自覚はある、ということですか?」


「んー、あるよ? でも“ぼくがやってる”っていうより、 “ぼくを通して出たがってる”って感じかなぁ……。変かな?」


サフィアの声に、嘘はなかった。それがまた、査問官たちを困惑させる。


まるで、問うだけ無駄のような。あるいは、掘れば掘るほど“触れてはいけないもの”に近づいているような——。


「……本日の面談記録は、これにて終了といたします。 サフィア・ルフェリエル、今後、さらなる検査を実施する可能性があることをご了承ください」


「やだなぁ〜。次はもっと甘い飲み物、用意しといてよ?」


まるで観光案内を頼むように手を振って、サフィアは椅子からひょいと立ち上がった。


部屋の空気が、微かに揺れる。


何もしていない。ただ立ち上がっただけなのに。なのに、それだけで“何か”が警戒心を持ち、眠りから目を覚ましたような——。


扉が閉まったあと、査問官の一人が、ほとんど呟くように言った。


「……自覚がない、のではない。 あれは“興味がない”のだ。己の異常性に、まるで関心を持たない」


「あるいは、あれすら“表層”かもしれん。 ルフェリエルの一族にしては……あまりにも異質だ」


老魔導官のその言葉が、じわりと室内に染み込んだ。


◆「慣れてるよ、そういうの」

 ふわり、と、つま先が床を離れた。


 心地いい魔力の波に乗るように、足音すら残さずに歩く。ホールの奥、煌めくガラス窓の向こうにある庭園が、朝日に照らされて金色に揺れていた。


 白い制服の裾がふわりと揺れ、淡い香水の香りが微かに広がる。サフィア・ルフェリエルは、首をかしげながら小さく笑った。


「ん〜……ここ、いい気が流れてるね。たぶん、地下の魔力水脈が、絡んでるのかな?」


 誰に言うでもなく、独り言のように呟いたその声は、鈴のように軽やかだった。


 そのときだった。


 空気が、微かに歪んだ。


 肌に触れる温度、空気の密度、光の角度。どれもがほんのわずかにズレて感じられる。


(……あ)


 サフィアは、ふと振り返った。そこには、若い魔導士――黒の制服に身を包んだ男が立っていた。


 彼は、一歩踏み出すたびに何かを探るように、慎重に距離を詰めてきていた。靴音は静かで、気配を消そうとしているのが分かる。


(うーん……試してるのかな?)


 サフィアは瞬時に察した。


 これは“歓迎”ではなく、“選別”だ。


 つまり――


「……!」


 とっさに男が言葉を発しようとしたが、乾いた息が出ただけだった。


 サフィアは無邪気な笑顔を浮かべたまま、ゆっくりと歩み寄る。


 その歩調は変わらない。けれど、周囲の空気が一変した。


 重い。息苦しいほどの圧。


 音も、匂いも、魔力さえも、その少女の“存在”に飲み込まれていく。


 男の足が止まった。 視界の端で、空気が裂けるように揺れた。


 サフィアがふわりと微笑む。


「ねぇ」「いま、“ぼくの魔力”を測ってたんでしょ?」


 首をかしげる。その顔が、ぐっと近づいた。


「……こわい顔してるなぁ。ボンって……しちゃうよ?」 囁くように、いたずらっぽく。


 その瞬間、男の全身が硬直した。


 汗が首筋を伝い、心臓が痛いほど脈打つ。


 だがサフィアは、ただ笑っていた。まるで何もなかったかのように、肩の埃を払う仕草でその場を離れる。


 鼻歌を歌いながら。


『……たのしいなぁ きょうも きょうも てくてく あるく……♪』


 やがて、その姿が角を曲がって消えていく。


 甘く、けれどどこか寂しげな香りだけを残して。


◆「畏怖との接触」

  最初は、ほんの軽い好奇心だった。


 この娘が噂の“異才”か? レオン隊長直々に視察に来たと聞けば、どんな魔導士か一目見たくもなる。


 だが、姿を確認して一瞬で違和感を覚えた。


 ただの少女にしか見えない。その細い体躯、年齢不詳の無垢な表情、やや大きめの制服の袖。


 だけど、その歩みに何かが“おかしい”。


 音がしない。気配も感じない。むしろ、視界からこぼれていくような感覚。


 魔導士としての本能が警鐘を鳴らす。


(――これは、まずい)


喉が渇いていた。言葉が、出ない。


 目の前の少女――いや、“存在”が、あまりに異質だったから。


 彼女は、ただ立っているだけ。


 ただ、笑っているだけ。


 だというのに、視界の縁がにじみ、魔術防壁の内側でさえざわつく。魔力感知術式が、誤作動を起こす。


(……な、んだこれ……)


 ようやくの思いでカイルが声を出そうとした瞬間、


「ねぇ」


 サフィアの声が、すぐ耳元で囁いた。


 ぞわり、と肌が逆立った。


 見えなかったはずの距離が、一瞬で縮まっていた。


 目を離してなどいない。足音もなかった。気配もなかった。


 なのに――どうして?


「いま、“ぼくの魔力”を測ってたんでしょ?」


 花が咲くように、にこりと微笑む。


けれど、その微笑は“理”から逸れていた。


「……こわい顔してるなぁ。ボンって……しちゃうよ?」


 甘い声。耳元で囁かれたその一言に、全身の毛穴が開いた。


 甘い香水の匂いが、鼻を刺す。


 ただ、逃げ出したかった。


 けれど、逃げることすら“許されていない”と、全身が理解していた。


——サフィア・ルフェリエル。


 その名を知る者の多くは、彼女を“天才”と呼ぶ。


 だが、いま彼女を見た者は、きっと別の名を浮かべるだろう。


 “怪異”。


 人に似て、人ではない、何か。


彼女は鼻歌を口ずさみながら去っていった。


『ぽんぽこぽん、の おやまみち♪ きょうも あしたも ひとりぽち……♪』


 足取りは軽く、まるで遠足の帰り道。


 けれど残された男は、全身に冷や汗をかいて崩れ落ちていた。


膝が笑っていた。呼吸が浅くなる。喉の奥に残る香りが、まだ抜けない。


 ――あれが、本当に「人間」なのか?


 カイルは、魔術士として何度も強者と対峙してきた。けれど、“理解できないもの”に出会ったのは初めてだった。


 力の格が違うのではない。存在の質が違う。


 恐怖と、直感的な畏れ。


「っ、あれが……あの子が、“ルフェリエル家”の……?」


“ボンってしちゃうよ?”――


 あの一言に含まれていた意味を、彼は本能で理解していた。


 彼女は「加減」を知らないのではなく、たぶん「理解」していない。


 喜怒哀楽に基づく行動ではない。思考や倫理に基づく計算でもない。


 もっと原初的で、もっと純粋な「歪さ」。


 カイルの手がまだ震えているのに気づき、彼は無理やり唇を噛んで正気を取り戻そうとした。


 しかし――


 ぱちん。


 耳元で、また“何か”が弾けるような音がした。


 振り返っても、誰もいない。


 なのに、足元には、ひとひらの氷片が落ちていた。


 それは誰も気づかぬうちに形成され、役目を終えて砕けた、魔術の残骸。


 カイルは、もう一度、心の奥で呟いた。 (……あれは、“怪異”だ)


◆「想う心」

 静寂に包まれたホール。


 ティアナ・ルフェリエルは、調律の終わった魔力石に手をかざしていた。


 ……そのとき。


 ふ、と、空気の膜が揺れた。


 風ではない。


 “魔力”の波紋だ。


(……いまの、サフィ?)


 胸の奥がかすかに震えた。


 理由も根拠もない。ただ、姉としての確信だけがある。


 妹が、“何か”をした。


 それは確かに伝わった。

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