新日本昔ばなし

干しそばくんと言われた男

第1話 「氷を補充しなかったババア」

あるところに馬鹿で認知症のババアとすぐに発狂する性格の悪いジジイと孝行物の息子がいました。

夏場になるとババアはやたらと氷を使うのですが、ババアは決して自分では氷の補充をせずに孝行物の息子がやっていました。

孝行物の息子は日中は外出するのでババアに氷を補充するように言いました。

しかし次の朝、息子が家の冷凍庫を見ると氷はほとんどありませんでした。

息子はババアに何故氷を補充しなかったのか尋ねました。

するとババアは「氷が全部なくなったら補充しようと思っていた」と答えました。

孝行物の息子は仕方なく氷の補充をして、製氷皿に水を入れておきました。

そしてババアに「氷ができるのは時間がかかるのでこまめに補充したほうがいい」と言いました。

そして次の日、孝行物の息子が冷凍庫を見ると氷が補充されていませんでした。

息子は昨日と同じ質問をしましたが、ババアは同じ答えをしました。

息子はあきれながらの次の日もその次の日も氷の補充をしていました。

そんなある日、ジジイがざるそばを食べたいといいました

孝行物の息子はババアとジジイのためにざるそばを作りました。

ババアが氷の補充をしていなかったのでそばを〆るために氷を全部使いました。

そして夕方、ジジイが酒を飲もうとして冷凍庫を見ると氷がありませんでした。

ジジイは発狂して焼酎の瓶でババアを殴りつけてババアを殺してしまいました。

そしてババアを殴った反動でジジイも転び頭を打ち付けて死んでしまいました


こうして氷を補充しなかった馬鹿なババアと何もしないですぐ発狂するジジイは死んでしまいましたとさ。


めでたしめでたし

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