天国は座っていける
吉村優作
天国は座っていける
パーティーの 体に夜が宿るのは目から あなたと目が合っている
満月は決まった場所へ 白球を落とさぬように打つビリヤード
(空虚)って顔して夏のスプーンは一度溢れて正しくなった
あなたが来て背筋をのばせば星の気配 星座はすべて背骨にみえる
死にながら聖者の行進(間違いは歴史になるまで繰り返される)
まず光り、聞こえるまでに思い出す暴力、そのとききらめく神経
この街の人の数だけ臍はある どうしよう わたし数えきれない
掴んでも掴みきれないストリートピアノにまちのかたちのたましい
厳密にいえばあなたの背中は撫で終わらないし背中はあなたの半分だった
天国は座っていける タクシーの窓から人のいない東京
天国は座っていける 吉村優作 @ARIMITHU
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