第一幕 太陽の話




人間に限らず、この世の中に生きるものにとって、太陽というのは、決して欠かす事の出来ないものである。


もしも太陽がなかったら…そう考えてみて欲しい。


太陽の光を浴びて育つ植物は、きっと育ちが悪くなるだろう。


植物から発散される酸素により、我々、人間もそうだが動物も生きているのである。


その植物が育たなければ、酸素が作れない。


…となると、考えただけで、ゾッとしないだろうか。


梅雨の時期など、雨が続く季節、太陽が恋しくならないだろうか?


太陽の光を浴びて、元気をもらいたい…そう思わないだろうか?


しかし、そんな太陽。


今、少しずつ、地球に接近している事を御存知だろうか?


もし、このまま、太陽が接近すれば、恐らく、地球上の生き物…いや、地球そのものが持たないだろう。


最近、フッと、あるニュースを目にした。


50億年後、太陽が膨張して、地球が飲み込まれる…と。


50億年後…って、どんな年月やねん!等と、アホな作者は、一瞬、思ってしまったが、よく考えると、あり得る事ではないかと思った。


実際、氷河期という時期を迎え、地球は、凍りついた。


では、その逆もあるのではないかと。


凍りついた場合、簡単に言えば、氷が溶ければ、地球という星は、まだ存在するのだから、蘇る事も可能だろう。


しかし、燃え尽きてしまえば……?



50億年後なんて、どうせ自分は生きてないし、なんて、思っている あなた…。


最近の気温の異常さに、お気付きだろうか?


30℃超えなんて当たり前で、中には40℃を超える場所もある。


国外では、50℃超えだそうだ。


この異常な現象は、何かの前触れではないだろうか?


50億年後ではなく、近々、地球が滅ぶ…なんて事が起こるかもしれない。


我々に必要な太陽が何れは、我々を滅ぼす存在になるかもしれない。




地球が太陽に滅ぼされる日は近い……らしい。






ー第一幕 太陽の話 【完】ー

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