エリート社員
甘夏紅茶
. .1話
とあーる近未来、エリート社員達が集うオフィスがありました。
この物語は、そんなオフィスで働くとある社員を賭けて行われた、トップ同士の小さな闘いです。
やあ、私の名は近藤。ビジネスマンが行き交うこの街で、少数精鋭型のマーケティング会社を営んでいる。
清潔感のある綺麗なオフィス、完全週休二日制、フレックスタイム導入、リモートワークとの組み合わせも可能…。加えて給与は物価高など気にしなくていいほどに支給している。
どうだ、君も私の会社に関心を持ってきただろう?こんな会社で働いてみたい、そう思った人も君以外にも多くいるはずだ。
まぁ、君が私の会社に応募しても採用されるかは分からないがね。
なぁに、見下している訳じゃない。
私の方針はやたらむやみに社員数を増やして会社を大きくしようとするのではなく、人数を絞って個人の裁量で経営を回そうという方針だから、必然的に各々に求められる能力が高くなってしまうのだ。
まぁそんな訳で、誇りに思える社員と共に、私はこの会社を経営する日々を送っている。
だが、この日は穏やかな1日にはならなかった。会社を揺るがす出来事が起こった。
デザイン業務を担当している品野さんを誘っていると、とある企業からお話をもらったのだ。
この日、私は会社ではなくN県のホテルにいた。
今日はここで広告代理業の経営層を集めた会合が行われるのだ。まぁ、今回の会合は、名は会合といっても親睦会に近いものだがな。
「あーら、こんちには、近藤さん。」
エリート社員 甘夏紅茶 @amnatsu_ko_cha
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