第6話404の コイケさんは みえるひと?

ミユキは じぶんように ヒロミの ステージしゃしんを おおのばしに プリントして へやに はった それを みながら フランスごの【まちましょう】を きく アナログろくおんの そのうたは みょうに ヒロミの しゃしんと マッチする

ミユキ「ゆめで きいたこえと チョットちかうけど いいかんじでしょ ヒロミちゃん」

と ひとりごとを いってしまう さいきん ヒロミのことを しりすぎた せいなのか ヒロミが となりの へやではなく じぶんの となりに いるような きがする

ミユキ「ヒロミちゃん ほんとうは わたしに とりついてるんでしょ?

へんじして」

へんじは ない ためしに ヒロミに てがみを かいた

ヒロミ【スキだけと このみじゃない わかる?】

と へんじがきた

ミユキ「わかる〰️ そうなんだよね〜 さすがオカマさん おんなごころ わかってる」

ひとりで はしゃぐミユキ はたからみれば さびしい むすめである

そんな さびしい むすめに さいきん おなじ マンションに ともだちが できた 404ごうしつの コイケである ひっこしの あいさつは してないが あさ でかけるときに あうと

ミユキ「おはようございます」

と ミユキから あいさつ すると

コイケ「いってらっしゃい」

と いつも こたえてくれる ほかの ひとたちは

「おはようございます」

と かえして くれる ミユキは きになって しょうがない そんなおり 1かいの コンビニで ぐうぜん あった

ミユキ「こんにちは」

と あいさつすると

コイケ「こんにちは」

と かえしてきた ヒロミの なぞときを していらい ぎもんの かいけつに せっきょくてきに なった と いうよりは おそれしらずに なったと いうべきか

ミユキ「1つ しつもんが あるんですけど」

コイケは キョトンと している

ミユキ「あさ あいさつ すると いつも『いってらっしゃい』て いってくれるじゃ ないですか?なんで?」

コイケ「がっこうか かいしゃに でかけるんだと おもったからだけど わるかった?」

ミユキ「いいえ ほかの ひとたちは おなじように『おはよう』って かえってくるのに『いってらっしゃい』は しんせんで」

コイケ「ぼくは あのじかんに かえってくるので そういう くせが ついてるんだと おもうよ とくに いしきしてない」

ミユキ「やきん なんですか?」

コイケ「けいびいんのバイトしてて きほんは あさがえりだよ」

ミユキ「そうなんだ〜 たいへんですね」

コイケ「やきんのほうが きゅうりょう いいからね やきんなら しゅう4かで せいかつ できるから」

ミユキ「へ〜 ほかに なにか やってるんですか? ほんぎょうは ミュージシャンとか?」

コイケ「ぜんぜん とくに やってないよ ナマケモノな だけだよ」

そんな かいわを していらい あさの あいさつは

ミユキ「おかえりなさい」

コイケ「いってらっしゃい」

に かわっている そんな なかに なってから ミユキは ヒロミの うえの へやにすむ ことで なにか あるかを きいてみたくて しょうがない がまんできずに きいた

ミユキ「コイケさんは ここながいんですか?」

コイケ「8ねんめかな」

ミユキ「わたしの となりの じこって しってます?」

コイケ「あ〜 おおやさんの むすこが ガスもれ じこで なくなった やつね おおさわぎ だったよ」

ミユキ「そのあと なにか ありましたか?」

コイケ「なにかって?」

ミユキ「じこしでも いちおう じこぶっけんじゃ ないですか」

コイケ「そういうこと なにか あった? おとがしたとか なにか みたとか?」

ミユキ「いえ わたしは べつに」

コイケ「そう それなら きにしなければ いいよ ちなみに その むすこさん びけいだったよ むこうも こっちも やきんだから ゆうがたに しゅっしゃ するとき あうと おたがいに『おはようございます』なんて あいさつして ま〜 そのていど だったけどね」

ミユキ「へ〜 コイケさんは したの へやから おとがするとか ヒロミさんを みたとかは ないんですか?」

コイケ「ヒロミさんて しってるんだ」

ミユキ「エッ」

コイケ「ニュースにも なったけど ケンイチとしか でなかったから たいがいは オカマとも ましてや ゲンジなの ヒロミなんて しらないんだよネ゙〜 なにか あったよね?」

ミユキは いままでの ことを はなし スマホの しゃしんを みせた

コイケ「ステージいしょうは こんなのなんだ ぼくは ふだんぎの ヒロミさんしか みてないから メイクは でかけるときは してたから おなじだよ でも ふだん でも ノーメイクで へやの そとには でない ひとだったけど いまも かわらないね」

ミユキ「・・・いまもって???」

コイケ「ぶんつう できるなんて うらやましいよ よろしく いっといて」

コイケは そういって へやに もどって しまった

ミユキ「いまも かわらないって・・ どういうこと?」

ミユキの なぞねたが またふえた

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