とてもまとまっていて読みやすくて、面白かった

話題になっていたのは知っていたが、同じようなものを読みたくないので避けていた祠モノ。

ほとぼりも冷めたしな、と思って今回たまたま巡り会ったものを開いたら、するすると読めてとっても楽しかった。

ある祠について、人の良さそうな神社や近所の人から話を辿っていく。
昔、その祠の扉が壊れて殺人事件があったという話題も出る。

しかし極めて平和に平穏にフィールドワークが展開していく。

登場人物はほぼ丁寧で穏やかな人ばかり──ゆえに悲惨な事件が際立つ。