第21話
アイツのいない生活。
帰宅すれば、愛猫のお出迎えと一緒にいい匂いがしてきた。子ども達がご飯とお味噌汁を作ってくれていた。
長女が学校でお味噌汁の作り方を習ったので、次女に教えながら作った様だ。
「ありがとう」と伝えると、「えへへっ」照れ笑う2人の顔はそっくりで幸福を感じる。
急いでおかずを作り、3人と1匹で食事を始める。子ども達からおもむろにチラシを渡される。ミールキットのチラシで、食材がカット済みで自宅前に冷蔵配送、レシピ通りに炒めたり煮込んだりすれば良いらしい。「これがあれば、2人で一緒夕飯の準備が出来る。」と。確かに週何回かだけでも炊飯してくれれば助かる。食材も自分で購入・カットしておくのは、大変。残業や急用で帰宅が遅くなっても2人の食事は、なんとかなる。
しかし家庭の事情とはいえ、子どもに家事をさせて『子どもの時間』を奪って良いのか。
心配を素直に話すと、「料理の勉強にちょうど良いよ。出来ない時はやらないし。でも食材は冷蔵庫に入れておく。カット済みなら、ママも調理がラクでしょ? 届かない日は、お惣菜かレトルトパーティーしよ。」
となんとも子どもらしいご返答。
まぁ、『献立考えて食材選び、カット、調理、調理器具洗浄、片付け、生ゴミ処分』の大体の工程・時間・精神がお金で解決出来るなら良いかもしれない。お試しで購入してみる事にした。
一緒に家事についてもいくつか教える事にした。
こうやって『3人と1匹』の生活が始まっていった。
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