第16話

アイツのいない朝。


あのまま寝ていた様で、気がついたら寝坊していた。意外と疲労していた。起きたらスッキリしていた。


急いで子ども達の朝ごはん準備に取り掛かろうとしていたら、既にトーストと簡単なサラダ(レタスを千切って、ミニトマトとハムを添えていた)を作っていた子ども達。


私に気がついて「おはよう」と笑顔で迎えてくれた子ども達。


「お母さん、大丈夫?疲れてるの?コーヒー飲む?」と気にかけてくれる子ども達。


足元で「ナー」とひとすりしてキャットフードを食べ始めた愛猫。


あぁ。子ども達はこんなに成長している。

少なくても母を気遣い、簡単でも食事の準備が出来る。愛猫の世話も忘れずに。


「おはよう。寝坊してごめんね。ぐっすり寝過ぎてスッキリしたから大丈夫だよ。朝ごはんありがとう。コーヒーお願いします。代わりに目玉焼き作ろうか?」

精一杯の笑顔で子ども達と会話し心を落ち着ける。


大丈夫。

この子達と愛猫がいればやっていける。

踏ん張れ、私。

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