第9話麻薬などに興味は無かったが…

モートンはしごく勤勉な泥棒だった。自分の働いている造船所から毎日何か盗まねば気が済まなかった。物は何でもよかった。工具類やら油、ツナギのデニムなど。ある日モートンは拳銃とモルヒネ酒石塩酸注射薬を盗んできた。俺たちは拳銃の撃鉄をパチパチいわせた。俺はジョージというハスラーを知っていて連絡を取った。拳銃は少し時間がかかるが

モルヒネはすぐ捌けるとのこと。俺はジョージのアパートにモルヒネを届けに行った。そしてこの時から俺と麻薬の道が開けたのだった。

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