俳句は某番組で見ていた際、みんなよく作れるなと感心しながら見ているだけのものでした。5・7・5の中に気持ちや世界観を乗せて、最低限で最大限の表現を行う。その奥深さは、語ってしまうことを野暮に感じるほど。そして口角泡を飛ばしながら語らった後は、茶菓子にて交流。それもきっと、楽しみですね。
何かを始めるとき、最初に立ちはだかる障壁こそが分厚い入門書だったりします。初心者のため懇切丁寧に余さず漏らさず記されたそれは、ときに初心者たちの心を容赦なく折っていくことがあります。しかし本作は決してそんなことはありません。もしかすれば先述の入門書の序文にも満たない短文に、俳句の魅力、これなら自分にもできるかなと思わせる誘惑がいっぱいに詰め込まれています。これも作者様の俳句愛によるものなのでしょう。俳句を詠まれたことがない方にこそ、ぜひともお勧めしたいエッセイです。
春一番見えざる敵と闘ふ児これは佳句ですね。短い文章のなかで、作り方が端的に説明されていて、とても良かったです。カクヨムに俳句好きが増えると嬉しい。
句会の様子に「へぇ~、こんななんだ」と思い、禁じ手の話は勉強になりました。そして最後の作者さまが詠んだ俳句はさすがの一言。中でも私は「地球儀を這ふ冬の蝿海の中」が特に好きです。私も独創性のある句を詠みたいなと思いましたが、まずは意味がきちんと通じるように書くのが先かとすぐ反省しました。句会に参加できたら楽しいだろうなぁ。上達もするだろうし……。なんて、拝読していろいろと思い巡らせてしまいました。素敵なエッセイをありがとうございました!
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