独特の言語感覚が楽しい、茅花さんの一連の短歌です。だからなんだ、というわけではない。だけど、言わないのはもったいない。そんな事象が、短歌に変わっています。日々の折々に目に映り、耳に届いた物事が、文字のお届け物となって、読み手の方々をお待ちしています。読めば、暮らしの見方が、もう一つ増える。そんな体験ができること、請け負いな作品たちなのです。
生きているといろんなことがあります。大きなことも、小さなことも。この、短歌たちは大きなことや小さなことをゆるりと、さらりと、でもしっかりと詠み込んだ素敵な独り言たちです。日常の小さなドラマを写真で撮るように切り取った素敵な場面たちを夏の思い出とともに楽しんでくださいね。