分岐点
古 散太
分岐点
すこし前に分かれ道を過ぎてしまった
その分岐はある意味では人生の岐路で
これまでの生きかたや今の思考により
ぼくたちは進む道を変えて進んでいく
分岐はぜんぜん悲しいことじゃなくて
むしろ暮らす世界が変わっていくから
誰もが今までより生きやすくなるはず
ぼくたちはこれまでの選択を体験する
今まで影に隠れていたものが表に出る
今はまだそんな季節だから大変だけど
季節はかならず移り変わっていくから
ぼくたちは変わらずに生きていくだけ
目や耳に飛び込んでくることはいつも
気分を害することばかりかもしれない
それは治癒のために吹き出す自我意識
ぼくたちは今も魂の高みを目指してる
やがて身の周りにあったネガティブは
どこにも見当たらず幸せと喜びだけが
君の手元足元に残ってることに気づく
ぼくたちの今の思考や生きかたの結果
君が考えていようがそうでなかろうが
君が信じていようがそうでなかろうが
いつもここにこれまでの答えが出てる
ぼくたちはそのことに気づいていない
何も考えず日々を生きていくのもいい
未来を想像し不安の中で生きてもいい
自由とは分岐点を選択する自由のこと
ぼくたちはつねに選択し分岐していく
その別れはひとときなのか永遠なのか
誰にもその答えを知ることはできない
それでもひとつだけ言えることがある
ぼくたちは体験の分岐点を過ぎている
ぼくたちは生きる世界が変わっていく
ぼくたちは同じものを見ることはない
ぼくたちは肉体だけの存在ではないし
ぼくたちは真理を体験することになる
分岐点 古 散太 @santafull
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