時感
Kei
時感
毎日、あっという間に終わる。
始発で出勤して、食べるのは仕事しながら。帰りは終電近く。夕食はコンビニで買う。ビールと揚げ物と、翌朝出勤しながら食べる菓子パン、そして昼のカップラーメン。割高だが、スーパーは閉まっているから仕方がない。
休日まで持ち帰った仕事をしている。
「主任、昼、食べないんですか?」
「…ん? 早くないか?」
「時計見てください、もう12時15分ですよ」
壁にはナンバープレートのようなデジタル時計がかかっている。大きく表示されている数字が威圧的だ。
確かに昼を過ぎていた。まだ3時間ほどしか働いていない気がするし、空腹も感じない。実際はもう5時間以上経っているはずなのに。
次々と進んでいく時間が勿体なく感じる。
「まだ帰らないんですか?」
守衛が声をかけてきた。22時30分。終電は23時50分だ。
まだ余裕があったが帰ることにした。
しかし駅に着いたら午前0時を過ぎていた。
なぜ…?
時間感覚が狂ってきているのか。そのうち疲労が過労になって倒れるのだろうか。
仕方なくタクシーを拾った。
週末も一日、アパートで仕事をしていた。
「まだ終わらないんですか?」
そんな声が聞こえたような気がする。ノイローゼだろうか。
置き時計を見ると22時30分だった。
?
8 9 10 12 1 2
…11が無くなっている?
!!
机で目を覚ました。どうやら寝てしまっていたらしい。
10 11 12 13 1 2
時計も元に戻っていた。
時感 Kei @Keitlyn
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