第6話
時は流れ、千年もの月日が過ぎても、三歩太郎の名は、山や川や社に残り、語り継がれておる。那岐の嶺を越えた大男の足音は、今も風のなかにひそみ、つみ岩は静かにその記憶を抱いておる。
里の子らが神社に詣でるとき、老いた語り部は、かの太郎の話をそっと語る。人と異なる力を授かりながらも、心やさしく、民のために尽くした太郎の魂は、いまもなお、山野に息づいているのだと。
三歩太郎――美作の地に生まれ、京を救い、そして神となった大男の物語は、これからも失われることなく、語りつがれてゆくことであろう。
データ:
三歩太郎の身長:127,500m
三歩太郎の一歩:60km
身長170cmの人の一歩:80cm
富士山標高:3,776m 那岐山標高:1,255m
湯郷、京都間:180km(約45里)
那岐山、湯郷間:25km(約6里)
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