「天じょうの音」

天じょうの音についてをかきます。

私の家では天じょうがギイギイうるさくてこまっています。

でもそれだけじゃなくて天じょうがギイギイってなるとお母さんもギイギイとなります。

とつぜんゆかにねころんで、ギイギイギイギイと笑いながらゆかをバンバンたたきます。

そうなっているときは話しかけたりしてはだめだよ、とお父さんに言われています。

でも一どだけきいてみたことがあります。

なんでそんなことしてるのとききました。

そしたらまん丸な目でわたしを見つめてきました。

それでつぎは天じょうをむいて、ママへんな人がいるよこわいよ、って大きなこえで言いました。

とてもかなしかったです。

ああなっているときはもうお母さんはお母さんじゃなくて、うらのさんのこどもなんだよ。だから話しかけちゃだめなんだよ。もうすぐぜんぶだめになるからそしたらわかれてびょういんにつれて行くからだいじょうぶだよとお父さんはたくさんなきながら言っていました。

こんなにないちゃうなんてお父さんはなき虫だなぁとおもいました。

うらのさんのおなかはまだ大きくなっています。

もうおちてきそうなのでちょっ

─────────────────────



以上の内容が書かれた作文用紙が玄関の隙間に挟まっていた、という事例が多発している。

作文用紙は⬛︎⬛︎⬛︎製の物。

当該事象は大多数が主に⬛︎⬛︎県⬛︎⬛︎市⬛︎⬛︎にて確認されている。

なお作文用紙は粗雑に畳まれた状態で⬛︎⬛︎社の茶封筒にしまわれていて、封筒には大きく「遺書」と書かれている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

F1C┬Ι0И マヌガ氏 @manuga_055

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ